キング スーパー20 テナー 29万8千台 最上級仕様

今日はキングスーパー20の第1,5世代の最上級仕様です。

キングは1.5世代になるとテーブルキーがセルマー仕様に改良されて、機能性が大きく増しますが、それに伴い今回のようなシルバーソニック+パールキー+ゴールドインレイのような豪華な仕様が製造されます。

アルトに関してはチャーリーパーカーの29万5千台で初めてこの最上級仕様が作られたそうですから、その後にすぐに作られた楽器ですね。

おそらくテナーの最上級仕様としてもかなり初期のほうです。

201906194 201906193 201906192 201906195 201906191 201906197 201906198 201906199 201906196

 

1949年あたりの楽器ですが、ビバップ全盛の頃でまさにあの当時の音がします。

キングスーパー20もモデルによってマークシックス同様随分音が異なりますが、やはり初期のもののほうが音は相対的に丸くでますね。

やはりこの最上級仕様のものが音的にも太く、絶対無比な音がしますから、その意味でもこの楽器にはこの楽器にしか出ないサウンドがあります。


さらにシルバーソニックや楽器の設計の違いによってセルマーとは違った音の飛び方がするのも非常に魅力的です。

今ではセルマー一辺倒の時代ですが、この当時はキング全盛でセルマーとキングは同じくらいの頻度でみられるほどジャズの王道の楽器でしたから、セルマーとは違ったビバップの音を奏でるにはこの楽器しかありません。

昔はあまりこの最上級の楽器を見ることもありませんでしたが、最近はキングの出物も多くみられるようになってきました。

とても希少で、値段はセルマーよりもはるかにお買い得ですが、音色は同じかそれ以上のものが発揮できる素晴らしい楽器だと思います。


惚れ惚れするような見栄えですね?

 

tomosax.net




| | コメント (0)

フラセル アルト 8万7千 特注シルバー 全部付き

今日はフラセルのシルバープレートの8万7千台です。

この楽器はなんと特注品のカスタムオーダーで、トリルキー、高いEbとG#とEbがついてます。

さらには、色的には微妙ですがベルの中はおそらくゴールドプレートと思われます???

もちろんシルバープレートは疑いようのないオリジナルで、コンディション的にはかなりピカピカです。

201906107 201906109 2019061010 201906108 201906102 201906103 201906101 201906104 201906106 201906105

 

これぞ、特注品というスーパー珍しい楽器ですね。

とは言えども、実は8万台では多くのこのような楽器をアルト、テナー問わず見かけました。

それゆえ、それなりの数は作られて、おそらくこの時期にこのようなトリルばっかりやることが流行ったのでしょう。

さて、私もこのような楽器を味見させてもらったことはありますが、まず8万台のシルバーはアメセルの枯れた感じとは趣が異なるものの、微妙にぼけた音の中にフラセルらしい張りもあり、同時期のアメセルよりはかなりボリュームがあり、マークシックスのアルトとしては非常に面白い楽器です。

フラセルでビンテージっぽい音がするのはギリギリこのあたりまでなので、そういう意味でもジャズに使えそうな楽器としては希少性が高いですね?

しかしながら曲者はこのトリルキー、、、この余計な部品がついていることで、変に重くなったり、ズバッと抜ける感じがなかったりと、吹きにくさが残ります。

それゆえ、この楽器もあまり使われなかった、、、と想像せざるを得ません。

 

コレクター好みの渋い逸品ですね?


tomosax.net






| | コメント (0)

マークセブン プロトタイプ 20万5千

今日はマークセブンのプロトタイプです。

マークセブンは20万台からあるとは聞いていましたが、実際に見たのは初めてかもしれません。

大体フラセルで22万台くらいから5月の桃のようにちらほら出始めて、23万台で本格的に移行していきます。


アメセルはそれよりもやや遅く、23万7千あたりからセブンが出始めるように思います。

テナーよりはアルトのほうがやや先行しているイメージもあります。


さて、今回の20万台のマークセブンはそれよりもはるかに前で1972年製です。

まさにプロトタイプという仕様で、マークセブンでは全然ありません。特徴的なのは、キーガードのデザインが変なS字です。

201905298 201905297 201905299 2019052910 201905293 201905296 201905292 201905291 201905294

 

このS字のキーガードは意欲的なデザインですが、ちょっとカッコ悪いですね? 何も考えずに見ると偽物ぽく私には見えます。

その他、ネックのプレートやベルとの接合の輪っかにも、セブンもマークとなっています。

ネックの形状のデザインはマークセブンらしく角度がついて太くなっていますから、このネックのデザインは割と早めに固まっていて、

セルマーのこのネックのデザインに対する情熱を感じますね?


その他、テーブルキーに謎のキーがついています。

どのような機構かは正確には見えないのですが、おそらく古いアメリカのサックスのように、Bbのキーの役割を果たすのだと思います。

しかし、すでにマークシックスに鳴れている人には無用の長物ですから、結果的に外されたのは納得できます。


この楽器はその当時、フランスのセルマー工場で購入されたもののようです。

ちょっと試作品で作ってみたものを誰かが買ったということで、ここから発売までにさらに数年かかっていることを考えると、このあとにキーのデザインが変わったりすることを加えたり、紆余曲折がいっぱいあったのがうかがい知れます。



とても面白い楽器ですね。


tomosax.net




 

| | コメント (0)

Woodstone ウッドストーン ネックスクリュー 違い?

さて、今日は日本が誇る石森管楽器のオリジナルブランド、ウッドストーンのネックのねじのお話です。


私が初めて試したのは今から7、8年まえにアントニオハートと石森さんに遊びに行ったときでした。

もちろん、気に入って即購入しました。

まず、このねじはいいリードに当たった時のような効果があります。非常に気持ちよく吹け、音色の幅も広がり、低音が軽く吹けます。

このねじを外した瞬間に、551がない日、、、のように落ち込んでしまいます。(関西のネタです)

その時に、ねじの効果だけでなく、高々ねじなのに個体差が非常に大きく、私にとって”当たり”のねじは非常に明るいズバッと鳴る効果が出るのにそうでもないものは、鳴りはそれなりに大きくなるもの音色の変化がそこまででない、、、ということに驚いたという記事をずいぶん昔に書きました。

Neckscrew

それ以来、ねじにもこだわる頭のおかしいサックスマニアな人、、、という変人の称号を欲しいままにし?、多くのねじを選び続け石森ねじ信者を増やし続けてきました。

おそらく試したねじの数は数百本?、、、具体的な数はかけませんが、石森さんのご厚意で変人に相応しい数のねじを毎度試させていただいております。

さて、本題に入りましょう、、、、

最近思うことは、、、昔買ったねじたちを連れて、新しいねじを買いに行くと、、はて、、、私が持っているものほど効果がでるものが昔よりは少ない?、、というか、私のものよりはお育ちが良いやや上品に鳴るものが多いような、、、、

もちろん、すべてのねじでそれなりに大きくは変わるのですが、一度じゃじゃ馬なねじとお付き合いした私を納得させるものが少ないような、、、、

たまたまそういう個体が多かったのか?、やはり変人の戯言だったのか?、、はたまた製品が安定してきたのか???

じつは、、、このねじ、、重さが1本1本異なり、重いもののほうが確率的に大きな効果が出るような気がしていました、、、、。

(後に加筆:皆様に重ければいいと誤解を与えてしまい申し訳ありません。重さも違うのでそれも含めてねじ1つ1つに個体差があるのは当然という意味でした。なので、重いだけではいい個体を選ぶ判断にはなりません。私のねじは個体群の中で重いほうに触れてはいますが、一番重い個体ではないからです。)

 

という話をしていたら、わざわざ非常に精密な秤を持って、最近のねじと古いねじの重さを調べてきてくれたマニアな方がいました。

結論を言うと、古いものは4,5gに近い感じで、最近のものは4,3g台が多いそうです。

もちろん重さですべて決まるわけではありません。重くても古いものと新しいものではやや重さのばらつき方が異なるように思います。

このねじは、頭と本体が別々でくっつけて作られているそうなので、その付き方や溶接の仕方などにもポイントがあるのかもしれません。


Img_2003

即ち、、、このねじも重い個体のほうがド派手に鳴るものが多い、、、などという都市伝説がまことしやかに囁かれる今日この頃ですが、皆さんも是非石森さんに足を運んで、その効果と個体差を実感してください!)


今後、このウッドストーンねじ個体差問題に、今後も注視していきたいと思います。


(後に加筆:あの楽器やマウスピースなどモノの個体差などにこだわらなかったブレッカー氏も、ねじの個体差に驚いてウッドストーンねじを選んで買っていったそうです!私は変人ではありませんでした???という証拠が増えました???)

 

 

| | コメント (0)

フラセル ソプラノ 8万6千5百8十

今日はフラセルの8万6千台ソプラノです。

5ケタのソプラノは中後期のソプラノと異なり、か細い感じがとてもユニークですよね?

ソプラノは特にマウスピース側の絞り方がかなり異なるので、番台によってもかなり音が異なります。

さて、8万台というとコルトレーンやケニーGのソプラノがすぐに比較にあがりますが、結論をいうとアメセルとフラセルは全く異なります。

今回の楽器のようなフラセル8万と、アメセル9万を2本吹き比べたことがありますが、まず何から何まで異なります。

フラセルは音色のパサついた感じがなく、しっかりギュッとしたような音がします。アメセルはからっとして音が広がったような感じで、音の出方がそもそも異なる別物の楽器のような違いがあります。

201904231 201904239 2019042310 201904235 201904236 201904238 201904232 201904234 201904233

 

パッと見た感じの色はフラセルとしては暗めかもしれませんが、カナセルのようにはみません。


この8万台フラセルソプラノの特徴ですが、中後期に比べるとか細く、音もやや散った感じが特徴です。しかし、アメセルのような散った感じではなく吹いた印象は結構明るい音がするな、、、という感じです。

この楽器は重たそうなメタルのレゾネーターも入っていますから、かなりバキバキして明るい音がするでしょう。

5ケタのソプラノ全般に言えますが、高い音のつまりも非常に個体差的に重要なポイントです。

この楽器の値段は140万円でかなり高いですね。フラセルソプラノだと半額でもいいくらいの値段ですが、実際は言い値決まるようなところもあるようです。

さて、この楽器どうでしょうか???

 

tomosax.net



 

 

| | コメント (0)

オットーリンク 初期フロリダNO USA テナー

今日はスーパートンマスターの初期のNo USAです。


スーパートーンマスターは50年代初期のニューヨーク時代に作られ始め、途中でフロリダに移るまではダブルリングでしたが、フロリダに移ってから程なくいわゆるNoUSAモデルとなります。


今回のものはダブルリングからNoUSAに移った直後のモデルで、その証として古い時代の名残のシリアルが横に打たれています。

あいにくバイトプレートは付け替えられてリプレートもされていますが、開きはオリジナルなのでデザイン的にはオリジナルに近い形の状態を密頃が出来ます。

12691l31olinkflstm7sdk-13 12691l31olinkflstm7sdk-3 12691l31olinkflstm7sdk-5 12691l31olinkflstm7sdk-14 12691l31olinkflstm7sdk-6 12691l31olinkflstm7sdk-15 12691l31olinkflstm7sdk-10 12691l31olinkflstm7sdk-20 12691l31olinkflstm7sdk-7


フロリダに移ってからテーブルにオープニングナンバーががうってあるダブルリング、横にオープニングナンバーがうってある後期ダブルリング、そしてシリアル付のNoUSAモデルと微妙にサウンドが変化しておきますが、やはりその一番の特徴はバッフルでしょう。

先日も横に数字がうってあるダブルリングを吹きましたが、それに比べるとかなりバッフルがしっかりついている印象で、横に数字があるダブルリングよりはこの初期NoUSAモデルのほうがはるかに明るい音がするでしょう。

丸い角が取れた音が特徴のダブルリングのフィーリングが消えて一気に現代的なフォーカスされた音が出る劇的な変化がそこにありますが、同じスーパートーンマスターでも1つずつキャラクターが異なるのが大変面白いところです。

さて、このマウスピースはリプレートされていますが、リプレートするとどうしても元のキャラクターがかなりバキバキした方向に振れてしまうのですが、金属の摩耗を防ぐには仕方なく、とても歯がゆいとことです。

ですが、摩耗するといずれは使えなくなるわけで、このように古いマウスピースはリプレートしないと仕方ない側面もあります。

まだまだ使えそうな印象ですが、それでも800ドルもして中々手が出しにくいですね???


tomosax.net




 

| | コメント (0)

アメセル テナー 6万5千2百5十

今日はアメセルテナーの6万5千台です。

やはり6万5千はビバップホーンとしてはまさに王道で、ジャズサックスといえばこの6万中期がまさにそのものでしょう。

その理由はシリアル的にそのあたりが多く使われて音楽が作られてきたことだけでなく、楽器の鳴り方が個性的である点です。

つい最近も6万台、8万台、9万台あたりを並べて吹き比べてみました。あるいはSBAを含めた各番台の楽器をレッスンなどで日常的に聴いていると、各番台で楽器の音の飛び出し方が違うことに気づかされます。

6万台には6万台の音の飛び方があり、、アラジンの魔法のランプのように、音がベルから出てくる煙のような形がそれぞの番台で異なります。

この6万台は、中肉中背の煙=摩人が出てくるような感じです。


極端に言うと9万台の摩人はかなりお腹というか下半身がごつい感じで、6万台は上から下まで中肉中背です。

そういう意味では、皆さんの前で吹き比べをすると6万台は良く聞く音だよね、、、という結論になるのもよくわかります。

しかし音の輪郭はそうであっても、キャラクターはセッティングやコンディション、個体差によってかなり異なります。

さて、この楽器はどんな楽器でしょうか?

201904122 201904121 201904123 201904124 201904126 201904127 201904128 201904129 2019041210

オーバーホールはされていますが、かなりきれいな楽器ですね。

さて、試奏動画があるので載せてみます。





 

 

マウスピースはドレイクを使っているのがポイントですね。

ドレイクは曇りのないクリアな音がするので、その点の評価が難しいところです。

さて、マウスピースのせいか楽器の性質かはわかりませんが、音色は6万中期としては明るめで、暗い味のある匂いはしません。

ボリュームはそんなに大きくないので、ズバッと行くようなタイプではないようですね。

この楽器のいいところは上から下まで均一にきれいに鳴っていて、音の立ち上がりも速いですね。

しっかり正確に吹ける楽器ですがキャラクターは弱めということが言えるでしょう。

6万5千もいろいろあって面白いですね。

tomosax.net





| | コメント (0)

アメセルアルト 9万8千7百2十

今日はアメセルアルトの9万8千台です。

やはりフィルウッズ系の音色を狙うならこの9万台あたりが最も候補に挙がるでしょう?

昔ニュースクールに通っていた時は、オーソドックスなアルトとしては9万あたりにニューヨークメイヤーをつけたような感じがアルトの音色だ、、、みたいな感じで数人の先生に、ほとんど強迫観念のようなものを与えられていたように今では思い返されます。

アルトの場合もちろん後期のアルトのほうが大きく鳴って使いやすいのですが、フィルウッズのようなフィーリングでなくズバッと鳴ってしまうのでいい音しないよね、、、初期の中でもやや鳴りが大きくなってきた9万台あたりを買いましょう、、、、というような潜在意識があって、このあたりの番台を多く試したように思います。

その場合9万台あたりだとキャラクターは申し分ないのですが、やはり高音の抜けを含めた鳴りの均一性はとても重要なポイントです。

201904109 2019041010 201904104 201904103 201904102 201904101 201904106 201904105 201904107 201904108

 

9万台らしい深い色をしていますね。

パッドはオーバーホールされていてコンディションもよさそうですから、正当な音色の評価が出来そうです。




 

 

ラッカーがしっかり残っていることと、オーバーホールされているので音色はシャキっと鳴っていますね。マウスピースもメイヤーではなく現代のマウスピースを使っているかもしれません。

メイヤーを使えばもう少しそれらしい音にはなることでしょう。しかし、音色のキャラはちょっと弱いかなと思います。 

一見高い音まですっと出ているように聞こえますが、ちょっと音程が上ずって、とくにD#あたりのパームキーの音が弱いですね。

このあたりの楽器は多少はしょうがないと思いますが、このデモ音源を聞く限りはちょっと機能的には弱そうです。

キャラも弱く鳴りの均一性も弱いので、ちょっとこの楽器は評価は低めということが言えるかもしれません。


 

 

| | コメント (0)

アメセル テナー 6万4千5百5十

今日はアメセルテナーの6万4千台です。

なんとほとんどオリジナルパッドが残っている状態です。

まずこういう楽器の難しいところは楽器に対してフェアな評価ができないところですね。

即ちデモ音源で聞いてわかるとおり、低音は出にくくそれほどパッドの状態が悪いということは、本来の音色や機能が判別しにくいからです。

パッドの締まりが甘いことで音色も暗いほうに振れますから、オーバーホール後には違う音色になってしまう危険性もあり、この状態では評価しにくいですね???

201904081

201904082 201904084 201904083 201904088 2019040810 2019040811 201904089 201904087

 

6万4千といえば6万中期で、王道の6万の中でも最もジャズっぽい安定した番台ですね?


今までいろいろな6万中期に触れてきましたが、この楽器はやや明るめでキャラクターが濃い感じではなさそうです。

パッドが甘い状態でのデモ演奏もかなり明るめに聞こえているので、暗い音というよりは割とパリッと鳴ってくれそうです。

ですが、肝心の鳴りの大きさもパッドの古さで鳴りを潜めていますから、この楽器の一番の評価ポイントを知ることをできません。

もしこの楽器を買ってもいいかと聞かれたら、明るめの音色で面白くなさそうだし鳴りの点もリスクがありそうだから、オーバーホールした状態で見極めましょうと答えるでしょう。


きれいなだけになんだかもったいない感じですね???



tomosax.net




| | コメント (0)

セルマー 初期エアフロー テナー B

今日はセルマーエアフローのテナーマウスピースのBです。

エアフローと呼ばれるマウスピースは1930年代あたりから作られ始め、いわゆるOvalといわれる

ショートシャンクにつながるベースとなったマウスピースです。


しかし、その間にはいろいろなマウスピースの変遷や革命が起き、現代のマウスピースの礎がつくられたといっても

過言ではありません。

そんないろいろあるエアフローですが、それ以前は1920年代の一本線がシャンクについているだけの

デザインでした。

それが、いわゆるスクロールパターンがシャンクにつき始めたのがエアフローです。

大体初期のエアフローっていうと、テーブルにAirflowって書いてあるものですが、これはそれよりも古そうですね?

201904011 201904016 201904013 201904015 201904012 201904014

エアフローと書いてある代わりに、フェイシングの長さが書いてあります。

これはおそらくスクロールシャンク型のエアフローの中でも最初期でしょうか?

大体TableBなどと書いていますから、かなり珍しいものですね。OvalとTable何とかと書いているエアーフローは

両方ともスクロールパターンからネック側に1本線ですが、これは2本線でダブルリングですね?


ということは?Tableと書いているものよりも古いのでしょう?

実際は、中の形を見れば、、、すなわちややスモールチェンバー気味のラージチェンバーか、バリバリの限界を超えそうな

ラージチェンバーというような感じでTableタイプより古いかわかるはずです。


しかし、このマウスピースはティップもぶつけているし、それだけのために買うのはちょっと気がひけます。

サイズは65で現代のソプラノほどしかないですね。


非常に珍しいマウスピースです。

 

tomosax.net



| | コメント (0)

アメセル テナー 8万2千9百5十

今日はアメセルテナーの8万2千9百台です。

最近は何故だか私の周りには8万台が大集合して、8万台から9万台に移りゆく個体差が感じられて楽しいです。

さて、今回の8万2千と数百しか離れていない楽器を最近も買いに行きまして、勢い余って同行者が買ってしまう事件がありました?

この8万台は再三述べている通り、キャラクターが非常に暗いものから明るいものまでいろいろあり、9万に行くにつれて楽器の鳴り方が

変わっていくのですが、世の中ではすべてブレッカーとひとくくりにされて悲しいですね?

今回のものも、暗い色をしていてなかなか良さそうです。

2019032910 201903299 201903296 201903297 201903295 2019032911 201903298 201903294

まず、8万前期と後期では低音の鳴り方がかなり変わってきますよね。

後に行くにつれて低音だけ太くベルの中でもわっとする感じなのに対し、古いほうはベルの入り口でしっかりフォーカスして焦点がある感じがありますよね?

この楽器は低音も近い感じで軽く鳴ってくれるでしょう。

何よりカラッとした乾いたキャラクターが強く吹いた時には現れ、弱めに吹くと暗いぼけた音色がするのがいいですね。

この8万台はメタルのレゾネーターをつけると、ぐっと音色が9万台よりになりますが、この楽器はかなり古いプラスチックのレゾネーターのパッドがついているので、セッティング的にはアコースティックなジャズに向いていることでしょう。

今の流行は4~5万台ですが、いずれ8~9万台の人気が復刻するときがくるでしょうから、その時にはこういう楽器がもっとも人気が出ている世の中になるかもしれません。


tomosax.net





 

| | コメント (0)

ガーデラ テナー 初期スタジオ 1979~80年ごろ?

今日は1980年かそれより少し前に本人から直接購入されたガーデラのスタジオです。

ガーデラも30年あまりにわたりに製造されていたようですが、1980年だとポピュラーになる前のモデルですね。

以前にこれより古いと思われるモデルに遭遇しました。

http://tomosax.cocolog-nifty.com/blog/2009/10/post-838e.html

バイトプレートが長かったりしましたが、DGのサインはかなり近い形をしているので、やはり今回モデルもそれなりに古いものでしょう。


201903161
201903162
201903163
201903164
201903163_2
201903166
201903167

スタジオモデルは一般的にブレッカーよりはチェンバーが小さく鋭い音がしますが、これは通常のスタジオよりは音に厚みがあってジャズ的だそうです。

サイズは114でスタジオとしてはまあ誤差の範囲ででしょうか?


決定的に違うのはバッフルの形がラーセンのようにちょっとバレット的になっていて、真っ直ぐではありませんね。

この状態ではリプレートかどうかわかりませんので注意が必要ですが、かなりきれいでいいガーデラが欲しい人には、ちょっと個性的で面白いかもしれません。

21万円は高いのかどうかちょっとわかりませんね?

tomosax.net









| | コメント (0) | トラックバック (0)

フラセル バリトン 9万2千3百 Bb管

今日はフラセルの9万2千台のBbバリトンです。

まず恐ろしいのはそのコンディションで、パッと見る限りすべてのパッドがオリジナルがついているように見えます。

ラッカーもかなりきれいに残っていて、あまり使われた形跡がありませんね。

さて、Bb管はコンボ向きで音が開いた古いバリトンの音がしますが、この1961年製の楽器はまたコーンなどの楽器とは異なる趣があります。

ベルの形やトーンホールの位置が異なるので、音が出てくる場所も大きく異なり、音色もかなり違います。

セルマーはやはりベルから直線的に出てくるような印象ですよね。

それがフラセルだとさらに音がまとまって出てくるので、さらに直線的に聞こえるでしょう。

201903131

201903132
201903133
201903134
201903135
201903136
201903137
9万台フラセルは基本的にはもっと明るい色をしているものが多いのですが、これはいい色ですね?

もちろん写真の写り方もあるでしょうが、通常のものよりは色が濃いように思います。

この時代はまだカナダ回りの楽器があるので、ひょっとしたらイギリス組み立てでフラセルとはやや塗装が違うのかもしれません。

その場合は彫刻が太いなどとも言われますが、この写真からはあまりわかりません。

6万台のアメセルなどよりはかなりキャラが薄くなってしまいますが、それなりにビンテージの音もするでしょうし、コンディションがいいのが何よろですね?
これが60万くらいで買えるなら、ジャズをやるには現行品を新品で買うよりはかなりお得なような気がします。

tomosax.net



| | コメント (0) | トラックバック (0)

フラセル テナー SBA 3万4千9百

今日はフラセルのSBAのテナー3万4千台です。

一時期は中国人の爆買いによってあまり見かけなかったSBAですが、最近はいいものは表に出てこず関係者だけで流通しているせいか?あまりいいSBAをみかけることはありませんね?

余談ですが、昔よく楽器屋さんで見かけた爆買いのご一向様はあまり見かけず、旅行などで?ふらっと来た人が買っているパターンが多いみたいです???

さて、今回のSBAですが最初期に属する楽器で、1946年ごろの楽器です。

2019031111_1 2019031112_1 201903116 201903113 201903117 201903112 201903115 201903119

まず、この時代のSBAはあまり人気がありません。


それは、低音の音程が管の短さの関係で高くなるので、機能的にアウトなわけです。

さらには初期のSBAはU字管の長さがまちまちで、それはLowBのキーガードとCのキーの位置関係でみるのですが、これは限界まで短い

ですね?

もちろんキーを下げて対処するやり方もありますが、これはちょっと厳しそうです。

すなわち、この楽器は低音がシャープする傾向がSBAの中でもかなり厳しいことが予測できるわけで、仕事ではつかえない楽器になります。

さらには、シルバープレートはそれなりにきれいなのですが、右手の親指のあたりが、シルバープレートの下が摩耗しているようにも見え、なんだかちょっと怪しいですね???

というわけでかなり難があるSBAで中々手を出しにくい楽器です。

初期のSBAは詳しくない人は手を出さないか、保護者のかた?と買いにいくのがいいかもしれません。


tomosax.net





| | コメント (0)

アメセル アルト SBA 5万1千台

今日はアメセルアルト のSBA5万1千台です。

つい最近まではここまで古いアルトはあまり注目を浴びることはありませんでしたので、比較的価格も落ち着いていました。

しかしここ数年で?アメセルの初期の楽器も少しずつ値が上がり、少し前のヴィンセントハーリング氏のようにややアメセルアルトに回帰するような動きも出てきているようです。

あるいは現代のアルトの音にやや飽き始めて古い音色に回帰するサイクルが来ているのかも知れません。

さて、そのようなときに、基本的にはアルトの場合はキングスーパー20が最もジャズらしい楽器でしょう。

あるいはセルマーに限っていうなら、フィルウッズの60年代のように8,9万台あたりのアルト、、、のサウンドか、今回のようにSBAのアルトが注目を集めるところでしょう。

SBAはパーカー、ポールデスモンド、スティット、フィルウッズなど多くの楽器に、(古い時代)のみに愛された楽器です。

今回は5万1千台で、1953年製の楽器です。

2019036101
2019036102  
2019036103  
2019036105
2019036106  
2019036108  
2019036109
20190361010  
20190361011  
20190361012
20190361013  
20190361014

典型的な5万台の暗い色をしていますね。

5万台と4万台の違いは、5万台が今回のような暗い楽器が多く音色も暗いものが多いです。

それゆえ枯れた感じのキャラクターがして、4万台は甘い音色が強く出ますね。

5万台のほうが楽器的に強くズバッとなる印象が強くなります。

さて今回の楽器はとてもきれいですが、ネックがつぶれていて残念ですね。
デモ音源があるので聴いてみましょう。
うーん、、、ややバリバリしていますね。


このような楽器は、ビンテージ楽器を通じてちらほらあります。

即ち6万台でも、7万台でもその時代の楽器らしくなく、バリバリ鳴ります。

この楽器の音は、音の広がり方や大きさはさておき、音色のキャラクターでは5万台のSBAの音色という感じではありません。
それは、1つには、調整の具合、、、この楽器はオリジナルパッドが多いそうですが、日本でオーバーホールするとこのような音色になりがちです。

そして、2つめにはこの楽器の反応が非常に優れているということです。それゆえ鳴りすぎて、キャラクターが薄くなっているわけです。

吹いていて気持ちいい楽器でしょうが、こういう楽器を使うとあまりビンテージを使う理由が薄まってしまいます。

すなわち、吹いていてすぐ飽きちゃうわけですね。
楽器の鳴り自体はいいので機能的には優れているのですが、私はこういう楽器はあまり勧めないようにしています。
楽器そのものの色が暗くてもこういう楽器もあるから、中々海外からは買いにくいんですよね、、、、


tomosax.net







| | コメント (0) | トラックバック (0)

フラセル テナー 5万5千3百5十9 Transitional

今日はフラセルテナー5万5千3百番台です。

オフィシャルでは5万5千2百とも3百?ともいわれているマークシックスの境目ですが、このあたりはいろいろな部品が混在しているあたりです。

ネックやサムフックはマークシックスになっていますが、テーブルキーの機構はSBAのままに見えます。

それどころか、楽器本体そのものはSBAで細かい部品だけ一部マークシックスという感じです。

201903091

201903092
201903093
201903094
201903095
201903096
201903097
201903098
201903099
2019030910
2019030911
2019030912
2019030914
2019030915
2019030916
この楽器はほぼSBAとしていいと思いますが、SBAも5万台と4万台では結構違いますよね?
マークシックスも6万台に入ってからがマークシックスらしいので、この5万台のSBAかマークシックスかということは部品の違うはさておき、さほど意味を持たないように思います。

つまり
4万台SBA マーク4
5万台SBA+初期マークシックス マーク5
6万2千以降 マーク6

と呼び分けてもいいくらい違いははっきりしています。

それゆえ、この楽器がマーシックスかSBAということは楽器を選ぶうえで意味はなく、いわゆる6万台のマークシックスよりは弱い楽器で、SBAの形をしたものではやや芯がある、、、くらいのものかもしれません。

とはいえ、SBAの線の細い感じよりはもう少し吹きごたえがあるので、そのあたりのこだわりがある人におススメの楽器です。

tomosax.net


| | コメント (0) | トラックバック (0)

アメセル テナー 8万0千7百6十

今日はアメセル8万0千台のテナーです。

結論を言うと久しぶりにいい8万台が出ましたね。

8万台というとすぐにブレッカーという単語が付きまといますが、これは8万台の中でも0千でありブレッカー氏の中期とはやや趣が異なります。

この8万台のかなり初期の中には今回のように非常に暗い色をしたものがあり、それらの楽器は8万中期の暗い色をしているものよりはちょっと渋みというか、音の厚み、優しさがあります。

そのキャラクターが非常にジャズ的で、6万台の音に通ずるものがあります。

8万中期になると9万台のような音に張りが出てきてしまいますので、音の丸みというか太さよりは少しパリっとしたサウンドになってきます。

201903081

201903082
201903083
201903084
201903085
201903086
201903087
201903088
201903089
2019030811

8万台初期マニアならずとも惚れ惚れするような色ですね。
去年にもこれとほぼ同じ楽器の購入のお手伝いをしましたが、とてもジャズ的でいい音色も奏でてくれるし、音量もあるし、、、、ちなみにこれと同じような楽器を買った人は前はマークセブンをお持ちでしたが、バンドメンバーにセブンよりもはるかに楽器が鳴っているし、音色もよくなったと言われたそうです。

その時の様子はこちら、、、

マークシックスの選定 201809


さて、今回の楽器はネックもきれいでオリジナルパッドも残っている中々の品です。

6万台の音よりはやや音に張りが出て、低音もごりっとした感じがあるのが違いですが、音がしっかり鳴ってそれがさらにいいキャラクターの音であれば、演奏者を助けてくれる、、と好意的にとらえることもできます。

もしジャズのぼけた音の嗜好性が高い方にはお勧めしませんが、いいマークシックスが欲しいという人にはとてもお勧めの楽器です。


tomosax.net











| | コメント (0) | トラックバック (0)

アメセル バリトン 9万0千 Low Bb

今日はアメセルバリトンの9万0千台です。

バリトンと言えば通はやはりLowBbですよね?

元々はBbでずっと作られて途中でセルマーがSBAの時代にLowAを作り出したのが、現代のバリトンの礎となっています。

しかし、バリトンは元々はBbまでのものしかなく、古いジャズでバリトンの音を聞くとそれはほとんどBbです。 

どこまで低音が出るかということ言う以上に、管の長さの違いによって音色と音の重さに違いが出ます。

LowAは音が全体的にこもった感じで、音の表現が抑え込まれた感じ、、、というか、持ち上げたりするときに音の反応が悪い、、ですよね。

その意味でコンボでジャズをするには、やはりlowBbの広がったやや軽めの自由な音がジャズの音っぽいので今回の楽器が非常に必要になります。

201903010

201903012  
201903013  
201903014
201903015  
201903016_2  
201903018
201903019  
2019030111  
まず今回の楽器のようにきれいなのは珍しいですね。

9万台なのにMARkⅥの刻印が入っていて、普通は9万ではなくなっていますのでぎりぎりついているくらいなのかもしれません。

9万台のバリトンとしてはかなり明るい色をしています。

9万台のバリトンは音的にはかなりバリバリフォーカスされてきているので、この楽器は一般的なこの頃の楽器よりはさらにそれが強く出るような楽器でしょう。

しかし、9万台は反応が速く、音も粒だって聞こえますから、小回りの利く軽い楽器で、かつ少しビンテージの香りがする楽器が欲しい人にはいいでしょう。

通向けの楽器ですね???

tomosax.net





| | コメント (0) | トラックバック (0)

ガーデラ テナー クレッセントモデル

今日はガーデラのクレッセントモデルです。

言わずと知れた、コルトレーンのクレッセントのアルバムの音色がする?マウスピースと期待して私も昔買いましたが、それよりはかなり明るい音でちょっとがっかりでした。

それよりも、当時はスタジオは開きは大きめで、かなり派手な音がするので、やや大きさが小さいと言われていた?クレッセントを欲しかった人は多かったはずですね?

結局のところ、リンクの代わりになるはずもなく、ガーデラとしてはやや中途半端な位置づけで消えていきましたが、もう少しジャズの人にも愛用されてもよかったかな、、と今では思います。

今回のものはシリアルが千7百で比較的早い時期のものです。

201902281

201902282
201902283
201902284
201902285
やっぱりかなり摩耗して、取り返しがつかない状態ですね?

私が持っていたよりはややバッフルが低いようにも見えますが、それでも意外に鋭いんですよね???

さて、最近よく相談を受けるのは、ガーデラの代わりになるものはありませんか??という相談です。

ガーデラは残っていないし、高いし、、、、では代替品を、、、と思うのも理解できるのですが、中々代わりになるものは出ていませんね?
あれだけ精巧にコピーしても本物に近づかないのは不思議なのですが、やはりキャラクターは真似できても、他のマウスピースにはあのガーデラな繊細な感じが中々ないんですよね?

一番いいのは、このようなマウスピースを何とか再利用して、メッキをかけて使うのがいいのかな、、、とも思いますが、それでもこのマウスピースでも20万近くするから困りものです。

だれか作ってくれないかな???
tomosax.net



| | コメント (0) | トラックバック (0)

アメセル アルト 13万7千4百5十

今日は13万台7千台のアルトです。

アルトのマークシックスはこのあたりで劇的なモデルチェンジが行われますが、これはモデルチェンジ後ですね。

シリアル的には、モデルチェンジした直後のミディアムボウとしては最初期にあたります。

セルマーは設計図なしで楽器を作っていたことは周知の事実ですが、このミディアムボウの王道と言えば14万台ですよね。

14万台になると鳴りもさらに大きくなり、それなりにキャラクターもしっかりしています。

この13万7千は14万と同じカテゴリーに入りますが、ズバッと行く加減や、鳴りの大きさはまだまだ弱く、ここからさらにセルマーの職人が大きくしていこうとしていたのがうかがい知れます。


201902261

201902262
201902263
201902264
201902265
201902266
201902268
2019022610
2019022611
2019022612
2019022613
実はこの楽器とシリアルが数番しか離れていない楽器が以前にありました。
どちらの楽器もオーバーホールされていますが、今回の楽器は重たいレゾネーターが入っていて、かなり大きく重く鳴るでしょう。


レゾネーターが入ると音は鋭くなるので、鳴りはやや大きく鳴りますがせっかくのキャラクターを消してしまう作用がでます。


さらには相性としては、鋭い明るいマウスピースと相性が良くなりますので、もしこの状態で使うならメイヤーというよりはメタルのマウスピースでフュージョンっぽい感じが合うでしょう?
この楽器が欲しい人は14万台でもキャラクター重視の人だと思いますが、ちょっとセッティングがいまいちのような気がします。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

アメセル テナー 6万3円1百

今日はアメセルテナーの6万3千1百台です。

モデルチェンジした直後ですね。

6万台の中ではかなり軽めのほうでしょう。

さて、この楽器はすべてがかなり完全な状態で残っています。

201902191
201902192
201902193
201902194
201902195
201902196
201902197
201902198
201902199
2019021910
2019021911
2019021912
2019021915
2019021916
2019021915_2
2019021919
ついうっかり違うほうに目が行ってしまいました。
あのリガチャーはセルマーのリガチャーの中でも最もバランスがよく、暗い音となりのバランスが最高なやつですね???

ねじの頭の形を覚えておくといいかもしれません。
そしてマウスピースはおそらく中の段が適当に削られているやつです。

その後のショートシャンクは抜けない感じですから、まあまあいい時代のショートシャンクです。
楽器と関係ないほうに目が行きましたが、やはりキーはかなり低くセットされていますね。

ラッカーは明るめなので、割とパリッとなるかもしれません。

値段は2万5千で意外に法外ではないな、、、と思いましたが、日本ならさておき海外なら目玉が飛び出るような金額です。

買ってもオーバーホールするにはややもったいないですし、中々使いにくい楽器ですね???

tomosax.net










| | コメント (0) | トラックバック (0)

アメセル アルト オーナメントネック

今日はアメセルアルトのオーナメントのネックです。

このネックのロゴのデザインがSが二つ重なったようになっているネックは、5万5千の最初期のシックスと、やや間をおいて5万6千終わり?から5万7千の少しだけに現れるようです。
ということはこのネックは5万5千か、5万7千あたりのどちらかのシリアルがついているはずですが、色的には5万7千にあるような感じに見えます。
201902041
201902042  
201902043

さて、このネックの特徴ですが、ロゴのデザインによってそんなに音色は変わらず、あくまでも初期のマークシックスのネックいうことになります。
特に、やや細見でパワーがないのが特徴ですね。


中後期のネックと比べると、同じ感じで吹くと詰まるがある代わりに、後のネックほどはびやーっと行かず落ち着きがあります。


さてこのネックをどのように使うかですが、セブンやシリーズ2には全く合わないでしょう。
付けると鳴らなくなって調子が悪くなったように感じると思います。


中後期にも同じようなことが言えます。
逆にSBAにつけると、音に輪郭が出すぎて、あるいは音が太くなりすぎてSBAの音色ではなくなってしまいますね。

というわけでこのネックが合いそうなのは、せいぜい8万台くらいではないでしょうか?
それ以上だと楽器が鳴らなくなりすぎてしますので、6万、7万台で少し味を濃くして、音色重視のほうを向きたいときにこのネックはやくに立つでしょう。
ですが15万円は効果の割には高すぎるような気がします、、、、、


tomosax.net


| | コメント (0) | トラックバック (0)

アメセル バリトン 6万1千9百4十 LowA

今日はアメセルの6万1千9百台です。

アメセルバリトンでLowAのものは、それなりにはあるのですがアルトやテナーほどは見かけません。

今回のものは6万初期でBbベルも多かった時代ですから、LowAを見かけるのは久しぶりのような気がします。

アルトやテナーは6万2千から本当の意味でのマークシックスのデザインになりますが、バリトンはこのあとの6万2千あたりからデザインが変わるかどうかは確認できていません。

バリトンはテナーよりも後にマークシックスになったように記憶しているので、この楽器はそういう意味ではかなり初期のマークシックスバリトンということになります。

それゆえ6万2千を超えてシリアルの字体が変わっても楽器の目に見えるようなデザインは変わっていないかもしれません。

201902031

201902032
201902033
201902034
201902035
201902037
201902038
201902039
2019020311
2019020313
銅が多いのかかなり緑青がついていますね。

それにしても6万台らしくいい色をしていて、テナーであればちょうどいい暗さですね。
この時代のバリトンを持った瞬間にわかりますが、楽器そのものが相当軽いですね。

そして現代の楽器のようにバリバリ鳴らずに丸い音がします。
そして反応も速くとても気持ちよく吹けます。

どうしても現代の楽器は明るめにバリバリ鳴る側に振れてしまうのでテナーや特にバリトンはアメセルのような暗く散った音色が心地よく聞こえます。

その意味ではこの楽器はテナーの同じような楽器よりははるかに希少性が高いでしょう。

バリトンファンにはぜひお勧めしたい楽器ですね???
tomosax.net





| | コメント (0) | トラックバック (0)

アメセル アルト 6万7千4百

今日は6万台7千のアルトです。

SBAを抜けて6万台にはいり、やっとマークシックスらしく太くなってきた頃の楽器ですね。

一生懸命吹いてもあまり音ベルから抜けず、押すとすぐに詰まってしまうのがこのあたりの特徴で、あの抜け切らない音が本当にビバップ的な音でいいですよね?

さて、その中でも色合いによっていろいろなキャラクターがあるのですが、これは明るめで艶っぽい音がしそうですね。

さて、この楽器斬新なことに、楽器本体のシリアルのあたりに、著名人のサインが彫られています???

201901301
201901302_2
201901303_2
201901304
201901305
201901306
201901307
201901308
誰のサインかというと、ファーガソンとアルトゥーロサンドバル、、、、って、トランぺッターやないかい、、、、と突っ込みを入れたくなりますね。

あとあまり有名でない人のサックス吹きのサインもあります。

私が想像するにファーガソンビッグバンドの演奏を見に行って、ロッキーのテーマとか生で聞いちゃって、たまたま楽器を持っていたからサインをしてもらっちゃった、、、ということでしょう。

楽器に有名人のサインをしてもらうパターンは初めて見かけたような気がします。

恋人の名前の入れ墨を入れちゃうパターンに近いと思いますが、楽器の場合は傷がいきすぎると鳴りが悪くなるのでやめたほうがいいですね?

楽器にサインが入っていることに何の意味があるのか?良くわかりませんが、いいイメージよりも悪いイメージなのは私だけでしょうか?

6800ドルでそれなりにお値段もしています。

もし自分の楽器にサインをもらうとすれば皆さんは誰のサインですか???

他人の名前入れると、、、たとえばブレッカーとか入れるとその人の所有の楽器みたいでなんだか変ですよね???


いれないけど、やっぱり入れるなら所有者の名前がいいように思うのは私わけでしょうか???

tomosax.net








| | コメント (0) | トラックバック (0)

オットーリンク ダブルリング テナー 9 

今日はダブルリングのテナーの9です。

トーンマスターの9は数本見かけたことがありますから、その後のダブルリングに9番があっても何の不思議もありません。

しかしながらサイズ的には特注のみの製作であったはずで、そんなに数は多くないのでかなり珍しいものということができます。

あいにく今回のものは7にサイズダウンしてるのでオリジナルの様子はあまり伺いしれませんが、それでもかなり使い込まれています。

201901281

201901282  
201901283
201901284
201901285
リフェイスしたのは最近、、おそらく中古としてこのマウスピースを手に入れた人のようですから、このダブルリングはオットーリンクの字が消えるまで激しく使用されたわけですね。

さて、9番を7にサイズダウンして入口の底が上がっているのにメッキが残っているということは、オリジナルよりはかなりバッフルが高いということになります。

さらには、9番は7番よりもチェンバーが大きいはずですが、それはサイズダウンによって戻すことはできませんから、音が散った広がった音がするはずです。

そこに高めのバッフルがついているわけですから、ブワッと広がった音の中心部分にバッフルのフォーカスしたバズが乗っているような状態でお互いの音色の特色を打ち消すようなデザインになっています。

いくらダブルリングでも、オリジナルとは別物のマウスピースになってしまってやや残念ですね?

見れば見るほど、チェンバーが大きいな、、、と思うわけで、マウスピースがやや短いこともさておき、その絶妙なバランスがダブルリングの良さだということが改めて垣間見えるマウスピースでもあります。

でも10万円は高いかな???

tomosax.net





| | コメント (0) | トラックバック (0)

3万2千円のカーブドソプラノ?

今日は巷でいろいろ見かける安いサックスです。

昔は少年ジャンプの裏表紙などに5万円くらいで売っていたどうしようもないものが、最安値サックスという感じでしたが、今はいい時代になりもっと安く?変なものが出回るようになりました。

ありとあらゆるものがコピーされ、何がどういうものなのか全く把握できませんが、私が聞いた話によれば、この類の楽器はほぼ同じ地域の村?から世界中にばらまかれているイメージだそうです。

それはサックスに限らず、カバンなどもそういう場所がアジアにはあるようですね。

これは一応イタリアからの楽器ですが、製造はアジア圏でしょう。


さて、今回私がこのサックスに目をとめたのは、いろいろくだらない理由がありまして、、、
①とある理由でピンクのサックスを欲しい人がいる
②海外出張で長期滞在したときに、荷物にならないかつ最悪なくなっても惜しくないものを
欲しい人がいる
③できれば会社の帰りにスタジオによってアドリブの練習をしたいが、スタジオに預けても気にならない楽器が欲しい人がいる
④家で小さな音で吹いているが、できればスタジオで練習したいが、重たいテナーを持って自転車でスタジオに行くのが怖い人がある、、、
などなど、、上記の人たちがすべて別人ですが、皆さんそれぞれ練習環境に問題を抱えています。

それを叶える楽器を探すために比較的ましな楽器を探すのですが、この紫色に私は惹かれてしまいました。

紫色の楽器使っている人はいまだ見たことがないのと、やはりそういう楽器を使っている人がいると、、サムテイラーのように、名前は覚えていないけど、、、あのピンクの人、、、見たいになりますよね。

それで何となく、よく見てしまったわけです。

201901261
201901262
201901263
201901264
201901265
201901266
201901267

まあ、見るからにヤナギサワの楽器の型を取ったわけですね。

ということは、金型でガシャ、、、と作っているから安いわけでしょう。

もちろん、本物とその差は雲泥の差です。

金属は叩くことでいい音がするようになるので、金型で成型してもよく鳴りません。

さらには、ヤナギサワ2代目社長が仰せられていたのは、一生懸命作らないといい楽器ができない、、と。

すなわち、ちょっとでも手を抜くとそれなりの楽器になってしまうのです。

というわけで、この楽器はその程度の楽器で本物の足元にも及びません。

しかし、練習しないよりは、あるいは、e-saxやewiよりは練習になるでしょうから、その意味では練習の助けになるでしょう。
2019012610

よく見ると、パッドにレゾネーターが入っていませんから、、、あまりいい音もしませんし、鳴りも悪いでしょう。

ですが、薄っぺらい音があまりならない感じで音が出る楽器でしょうね。

逆に、こんな楽器でもいい音で吹ければ腕がいいわけですから、そういう楽しみ方もありますね?
このような楽器を}必要とされている方いかがでしょうか???
tomosax.net




| | コメント (0) | トラックバック (0)

セルマー エアフロー アルト F

あれあれ、、セルマーのエアフローの大きい番手ってそんなに見かけなかったのに、、、重なることって在るんですよね、、

いざ楽器を買おうとすると全然なかったりするのに、あるときポンポンと続けていいのが出てきたり、珍しいのが出てきたり、、、世の中不思議なものです。

さて、ショートシャンクのひとつ前のモデルであるエアフローですが、本来であればEあたりもそんなに見かけるものではありません

ですが、今度はFです。

開きは86で非常的な8番です。

8番というのは現代でも結構大きめで、当時であれば今の10番とか11番くらいの感覚であったはずで、相当大きいですね。

201901251
201901252  
201901253  
201901254
201901255  
201901256  
現代のマウスピースと大きく異なるのは、短いこと、ラージチェンバーであること、バッフルがない、そしてフェイシングの長さが異なる、、、です。

即ち設計的にはかなり異なり、現代のマウスピースと同じ音がするはずがありません。

ですが、このエアフローにはそれなりの吹きやすさがあって、魅力的ですね。

なんというか、鳴るポイントというか、息が当たる打点のようなものが異なり、それが古い軽い楽器と一体になった時、近い感じの鳴り方で散った音がするようになります。

このマウスピースは、古い楽器の良さを生かしつつ、現代の奏者が対応できるという意味で、開きが小さいものをダブルリップでしか対応できない吹き方でなくビンテージの音再現できる可能性があります。

それゆえ、私もいろいろな経験がありますが、コーンやマーティンやキングや、SBAなど、このマウスピースを合わせることで発揮できる音があります。
古い楽器をお使いの方にはぜひお勧めしたいマウスピースです。
tomosax.net




| | コメント (0) | トラックバック (0)

セルマー エアフロー アルト G

今日はセルマーのエアフローのアルトのGです。

エアフローはショートシャンクの1つ前のモデルとなりますが、40年代から50年代初期のマウスピースです。

CやDはそれなりに見かけるのですが、なんとGです。

Gという大きさはショートシャンク時代でもあまり見かけないですから、それより古い時代にGというのはかなりイレギュラーなサイズで、おそらく特注でしか作っていなかったことでしょう。

開きは92で、メイヤーでいうところの9番ですからかなり大きいですね。

201901241

201901242
201901243
201901244
201901246
201901247
201901248
バッフルはないのでかなり鈍い感じがするでしょう。

アントニオハートが使っていたエアフローのEをしばらく借りて使っていましたが、マウスピースが短いために近い音がします。

音に締まりがなく散った音がしますが、思ったように音がまとまってくれないので、現代のマウスピースに鳴れていると吹きごたえがなく、鳴れるまでに時間がかかります。

さて、それが9番ですから、息は持っていかれるけど、音は散って変わった音がすることでしょう。

さらにはフェイシングがこの時代は先っぽが急なので、高い音に行ったときにちょっと持ち上がる感じがあって9番だと余計にそうなりやすいですから、結構難しいマウスピースだろうと思います。

しかしながら、レア度で言うとかなりのもので、そんなものが存在していることにやや驚きです。

もう少し小さいほうが使いやすいので、中々引き合いが薄いですね???
tomosax.net

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ザ・マーティン アルト 17万1千 リプレートのサテンシルバー

今日はコミッティーⅢことザマーティンの17万台です。

マーテインはラッカーが剥げやすく?リラッカーも多くきれいな状態で残っているものは非常に少ないですよね?

じゃあいっそのこともう一度塗装をかけて、、ついでだからシルバーで落ち着いたパワーのある音にしよう、、、と考える気持ちもよくわかります。
ついでにシルバーはサテンにして、角を落とした音色にしよう、、、とこだわりぬいた仕上げにしたのが今日の楽器です。

201901231
201901232
201901233
201901234
201901235
201901236
201901237
201901238

リプレートにしたため、貝にややダメージがいっていますね。

ですが、とても美しく仕上がっています。どんな音がするのか聞いてみましょう。
「20190123_1.mp3」をダウンロード

大方予想通りですが、音は重く、細かいニュアンスが出にくいサウンドになりました。

これは、サテンシルバーが重いために、音色以外の表現は失われた、、、と言ってもいいくらい、いまいちな感じに聞こえます。
そういえば、ミレニアムなるものもセルマーから出ていましたが、あれも重い上に鈍い、、、個性的な楽器でした。

ということでとても残念な結果になってしまいました。マーティンの軽さならもう少し自由度があってもよかったのですが、特にサテンにするには薄くしないと楽器の表情が死んでしまうようですね???

こういう楽器は音色は最初は楽しいのですが、、、すぐ飽きる、、、ことが多いのですぐに飛びついて買わないように気を付けましょう。

tomosax.net








| | コメント (0) | トラックバック (0)

The Martin アルト 19万0千4百 ミントコンディション

今日は非常に珍しいマーティンコミッティーⅢ、いわゆるThe Martinの19万台のミントコンディションです。

まずマーティンはきれいな状態で見かけるのが少なく、シリアルのところのシールが残っていればいいほう、、、オリジナルパッドが完全に残っているものは皆無で、リラッカーも多く存在します。

今回の楽器はパッドが1つ2つ替えられているだけで、ほぼ売られていた時の状態です。

19万台でザマーティンとしてはかなり後期ですが、1955年初頭の楽器で、パーカー先生が亡くなった時代の楽器と考えればかなり古いのがイメージできると思います。

201901171
201901172
201901173
201901174
201901175
201901176
201901177
201901177_2
201901178
201901179
2019011710
2019011711
2019011712
2019011715
2019011717
2019011718
まず、オリジナルのパッドは今の楽器のようにレゾネーターが大きく張り出していないため、かなり音にエッジが立ちにくく鈍いのがわかります。

そして、わたしが注目するのはパッドの開きです。

パッドの開き方はかなり癖があり、総じて狭めにとってありますが、低いほうはまあまあ開いているのがわかります。

LowCはかなり狭く、Dあたりの音はかなりこもった感じに鳴るのよくわかります。

このようなセッティングで売られているマーティンはほぼないので、現代で私たちが見かけるザマーティンは当時とは音色やフィーリングがかなり異なるであろうということが良くわかります。

この楽器はコンディションも貴重ですが、セッティングのリファレンスとしてとっておいてほしいですね。

ちなみにこんなにきれいでも18万円くらいならかなりお買い得ではないででしょうか???


tomosax.net





| | コメント (0) | トラックバック (0)

«アメセル テナー SBA 4万9千台 彫刻なし?