キング スーパー20 アルト 30万5千1百台

今日はキングスーパー20のアルト、30万5千台です。

 

非常にいい感じの楽器です。こういう楽器は久しぶりに見たかもしれません。

 

キングのアルトもマークシックスと同じように、徐々に改良されていきます。

27万2千台から始まる第一世代と、この30万5千から始まる第二世代となり、いわゆるパーカー先生、キャノンボール先生のメインのほうは、第一世代に改良が加えられた1.5世代になります。

 

さて、今回の30万5千1百ですが、低いCとC#のキーに彫刻がないことから、第二世代になった直後と考えられます。しかしベルト本体をつなぐプロテクターや、テーブルキーは第1世代的な感じですね。30万8千ではこのプロテクターは簡素なものになっていますから、移行期間中の楽器ということになります。

 

30万5千にはいってすぐ第2世代に移行しつつあったのがわかります。

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まず、重要なのはコンディションですね。

 

スーパー20はソリッドシルバーネックですが、ラッカーがすぐはがれてしまうことが知られています。 この楽器は、ラッカーが残っているのでそういう意味ではコンディション的には、かなりきれいなものといえます。

 

多少立て付けの再溶接がありますが、古い楽器にはつきものですのであまり気にする必要はないでしょう。

 

さて、この楽器ですが第2世代に入った直後ということで、パーカー先生やキャノンボール先生の音色を持ちつつ、使いやすくなった第2世代ということで非常にポイントが高いですね。

 

やはり、第1.5世代はややキーワークが難しく、第2世代のほうがやりやすいです。そして、楽器の安定性も第2世代のほうがあり、こちらのほうが人気が高いのですが、あまり後のシリアルになっていくと第2世代といえども味が薄れていきます。 この楽器は、その意味ではキングスーパー20の”おいしいとこどり””といえるでしょう。

 

デモがあるので聞いてみましょう。

 

https://www.saxquest.com/uploads/video/products/1964.mp4

 

非常に強い楽器ですね。キングの楽器を買うときには、あまり暗く聞こえる楽器はハズレのことが多いです。

この例のように、ビシッと決まると、あのキャノンボール先生のような感じに近いものが得られるでしょう。キャノンボール先生も相当音明るいですからね、、、

 

高音も詰まらないですし、機能性も申し分ないように聞こえます。

 

あとは、ここに味のあるマウスピースを合わせればクラシックなビバップの再現ができるでしょう。

 

キングスーパー20の出物としては、最高で私はかなり欲しいですね。

キャノンボールファンにおすすめです。

 

すぐ売れちゃうかな???

 

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フラセル テナー 13万3千 シルバー ゴールドウオッシュベル

今日は13万台フラセルのテナーです。

 

13万3千はアメセルであればギリギリジャズができるか、、できないか、、、という微妙なラインですが、フラセルに関していうとジャズの楽器ではありません。

 

フラセルは、材質的に明るい締まった音がしてしまうので8万くらいまでがジャズ向きな感じで、今回の13万台だとほとんどジャズのフィーリングはなく、音的にはシリーズ2とは大きくは変わらないでしょう。

 

さて、今回の楽器はアメリカの人がわざわざ?フランスのセルマーまで買いに行った、工場で直売された楽器です。

それゆえ、シルバーにベルがゴールド(プレート)になっているちょっと変わった仕様です。

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たまにこういう楽器を見かけます。

 

珍しい仕様の楽器ではありますが、そんなに人気はありませんね。

 

今回の楽器は、彫刻もなし、F#キーもなしで、よく言えばこだわりがある、悪く言えば非常に中途半端な楽器となります。

 

フラセルのシルバーもラッカーよりは強く吹きすぎなければ、やや落ち着いた音がして、強く吹くとラッカーよりはさらにバリバリやや華やかさのない音がします。

 

それがベルをゴールドにすることにより、音をギラギラした方向、、特に低音が暑苦しい感じになった楽器です。

 

ジャズ向きではなく、吹奏楽的な意味合いで考えるなら、

 

①ゴールドプレートにするお金がなかった、、、(なのにF#もない)

②シルバーの音色がすきだけど、暗すぎない感じにしたかった

③見栄えだけで買った

 

のうちのどれかですね。

そういう意味では、中々使い方の難しい楽器ですが、要はこの楽器の特徴的にあキャラクターにピンと来るかどうかだと思います。

 

コンディションもいいし、楽器としては面白いのですが、このこだわりについてこれる人だけが購入しそうな、そんな特殊な楽器ですね?

 

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バリトンネック アルトとテナー 

今日はバリトンピックアップ付きのネックです。

 

なんと、アルトとテナーが両方セットで売りに出されています。

さて、これを見て皆さんは何を思うでしょうか?

 

座布団の枚数で、レベルを勝手に分けてみたいと思います。

まず、実物をどうぞ、、

 

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1)座布団0枚レベル

1400ドルだから2本分としては安いから、お買い得かな?

まあ、シックスのネックでヴァリトン

ついてるということは90年代のレプリカではないですから、

そんなに高くないですね?

2)座布団1枚レベル

フラセルのネックだね。ヴァリトンは1967年からだから、初期型ではなくもう少しあとの時代に作られたネックかな?

ネックの台座が14万台は小さいですから、このネックはおそらく時代でいうと1970年前後、十数万代、、18とか19万台以降の

ネックかな?それゆえ、結構バリバリ鳴るので軽い感じではなく、ジャズっぽいネックじゃないだろうな、、、

2)座布団2枚レベル

まてよ、、、ヴァリトンって、アメセルだから、フラセルということは逆輸入というか、オリジナルではなくフラセルがアメセルをまねして作ったもの、、、恐らくブレッカー先生たちが流行ったように1970年代入ったかなり後になって、ヨーロッパ辺りの人がまねしようとオーダーしたものじゃない? たしかに、アメリカのオークションなのにドイツの出品ね? ということは、シックスでもかなり後のほう、、あるいは、セブンの時代に入ってから作ったものかもね?

2)座布団3枚レベル

台座のピックアップの部品はセルマーの刻印があるが、アメセル製なのか? フラセル製なのか? もしフラセル製なら、ピックアップの部品のみフラセルの部品をアメセルネックにつけると音が変わるのか? ねじ一つで音代わるから、この部品だけでも結構音が違うのではないか?

 

さらには、そこまで違ったら、フラセル製ヴァリトンネックはアメセルとは相当音が違うだろうし、アメセルが純正であることを考えるとフラセルのヴァリトンネックがアルトとテナーでセットで売っているのは相当珍しいのではないか?

 

ヴァリトンマニアの人がいたら飛びつくのではないか???

 


いかがでしょう?

これだけでも1時間くらいおしゃべりして楽しめそうですね?

でも、売れないからヴァリトンマニアの人もいないし、ヴァリトンのフラセルとか世の中の人はどうでもいいんだろうな、、、と考えてしまう今日この頃です。

 

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アメセル テナー 12万3千6百

今日は12万3千台のアメセルテナーです。

ビンテージのテナーとしてはギリギリ古い音がする12万台です。13万になるとかなりゴリゴリ重たくなり音色が損なわれるので、実際にアメセルテナーとして王道の音がするのも12万台までですね。

 

そして12万台には明るい色も混ざっていて、ういう楽器はその意味ではハズレになりますので、今回のような暗い色をしたものがアタリということになります。

 

そして、値段的にも12万は5桁よりもかなり安いので、予算が少ない人は11、12万台あたりの暗い色をしたものを狙うといいでしょう。


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暗い色をしていていい音がしそうです。 5桁と異なるのは、低音の太さと音の張りになりますが、枯れたジャズの音色という点では十分にキャラクターが感じられるでしょう。

この楽器は大きな修理歴があるので、かなりお安くお買い得です。

もともと12万は安めですが、修理歴があることによりさらに安く、70万くらいで買えます。

おそらく日本に持ち込んだ場合は大きな修理、、特に、へこみや曲がり系の修理が必要ですが、石森管楽器あたりで完璧に直したとしても、100万でお釣りがくるような感じで、安くいい感じのビンテージを手に入れるにはもってこいですね。

 

実は、つい先月もお買い得12万台を石森さんで大きく修理して、幸せになった方がいらっしゃいました。

 

予算少なめでうまくまとめるには、こういう出物がねらい目ですね?

 

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セルマー モデル26 アルト 4本だけの特注 ゴールドプレート

今日は初期のレアものです。

 

モデル26のゴールドプレートで特注ものになります。

モデル26の時代にはゴールドプレートは多く存在していますが、今回のものは彫刻がゴージャズなバージョンで、アルトは4本、テナーは1本しか作られていない特別な楽器です。

 

通常は以下のような彫刻ですね。

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今回のものは、ちょっと目を惹きます、、、紫のパーツは後でつけたものです。

 

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ゴールドプレートはおそらくオリジナルでしょう。

この楽器の出どころは非常にはっきりしているようで、ラルフジェームスさんという1930年代に活躍した、Sam Woodingフルバンドのアルト奏者にのために作られたもののようです。

 

それゆえ、トリルキーなど最高仕様となっています。

 

ホッジス先生よりもさらに前の世代となりますが、今から100年ほど前に活躍されたアルトのスタープレーヤーのための楽器ということになります。

このバンドはアメリカや特にヨーロッパで活動したバンドで、時代が古すぎてこの楽器場間違いなく演奏されているというような音源は発見できませんでした。

 

さすがに1920,30年代の録音は少ないですね、、、

 

この紫のパーツだけ非常に気に入りませんが、かなりの希少品であることは間違いないですね。

 

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アメセル アルト 8万9千2百

今日はアメセル8万9千台のアルトです。

 

フィルウッズをイメージするとき、やはりこの8~9万あたりがビバップのこもった系の丸い音がする、かつそれなりにパワーもある楽器で最もそのイメージに近いあたりになります。

 

そこで面白いのは、8万台テナーは明るい色のものが多いのに対し、8万アルトは今回のように何故か暗い色をしたものが多くてとても面白いですね。

 

この楽器も明るさを感じさせない、抜けきらない丸い音色に、ニューヨークメイヤーのマウスピースの鋭さが突き抜けていくマリアージュがぴったり合いそうな楽器です。

 

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コンディションも良さそうで、見た目も渋い色々ですね。

さて、キャラクターは申し分ないでしょうから、やはり一番気になるのが高い音の反応や、音の均一性です。

デモ音源があるので聞いてみましょう。

 

 

 

いかがでしょう?

音はやや弱めで、いいキャラクターをしています。9万台を知る人にはちょっと物足りない感じが、この8万台のいい味です。

さて、肝心の高い音ですが悪くはありませんがやはり弱めです。 かなり意識しないと詰まった弱い音になりそうです。

開きが狭いので仕方ない部分もありますが、そこがネックでこの楽器の購入に至らないということはありそうですね。

 

惜しい、、、

 

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Martin Committee III ザ マーティン テナー 15万0千4百

さて、今日はザマーティンのテナーです。Committee IIIの特定の部分だけをThe Martinといい、マーティン時代の最も優れた楽器として呼びます。

 

今回のものは、15万0千台、、、その意味が分かる人は非常に通だと思いますが、おそらく最初期の楽器になります。1946年からザマーティンは作られ始めましたが、この楽器はその年であるだけでなく、おそらく最初の数百本に入るのではないでしょうか?

基本的には、14万のザマーティンもアルトも含めてみたことがないので、かなり初期のレアものです。

 

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なるほど、いい色ですね。中後期は見かけますが、これだけ初期のものは20年ほど見ていても1、2本しか見かけませんので、かなりレアです。すぐに売れてしまいました。

 

やはり初期のものはキャラクターが中後期とは異なり、味が濃いのでより古いものを好む人が多いようです。

 

と思うのですが、この時代の楽器はほとんどリラッカーされているのも事実です。この楽器も、リラッカーと思います。まず、これだけきれいなのにシリアル下のシールがない、、、そして、彫刻が埋まり、ラッカーの下にも模様が見えます。

 

これだけいい色ならオリジナルとキャラクターの面でもそん色はありませんが、オリジナルとして売るのはちょっと、、、ですね。

 

やはり海外から買うのはリスクがあるので、こういう有名店でも注意が必要ですね???

 

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セルマーマークシックス テナー スペアネック S刻印

今日は珍しい”S”刻印ネックです。

 

アルトでもテナーでも見かけるこのスペアネックは、おそらく音程が合わない人用に特注で作られたもので、ロングの意味である”L”とショートの”S”の2種類があります。

 

今回のものはS刻印なので、やや短め、、、音程が低い人用のためのネックです。

 

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台座が小さいのと、色合いから60年代初頭、、、おそらく12万台や13万台あたりの時代のネックと思います。

 

当然特注ネックなのでシリアルもありません。

 

この60年代前後によく見かけるのも特徴ですね。

 

今回のものはややつぶれてしまっているので残念ですが、Sの用途を求めている人、、、即ち音程が低い人は現代では少ないでしょう。昔は、ダブルリップで吹いていたので、唇のプレッシャーが弱くこういうものが必要な人がいたことでしょう。

 

しかし現代ではマウスピースの開きが大きくなって噛み気味な人が多いので、”L”のほうが需要が高いはずです。

 

このようなネックはたまに見かけるのですが、とても珍しいので探している人も多くすぐ売れてしまいます、、、

 

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アメセル テナー 7万6千2百 ゴールドリプレート フランクカタラーノ

今日はフランクカタラーノさんが昔使っていた楽器です。

フランクカタラーノさんは、日本のイメージだとスタジオ系っぽいイメージに近いテナー奏者で楽器マニアとしても相当有名です。

マウスピースも何百本も持っていて、アルトはキングの特定の番台が好きだったりかなりマニアックな人です。

 

彼の功績としては、ジェニファーロペスとかデスティニーズチャイルドなどのバンドで弾いていたことが有名です。

私の中ではバリバリでかい音で派手な演奏をする印象が強いですね。

 

さて、そんなアメリカのスタジオでファーストコールの彼が、まさに上記のバンドで激しくメインで使用していたのが今回の楽器です。

 

アメセル7万中期にゴールドのリプレートです。

 

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私には非常に理にかなったセッティングです。

7万6千の特徴は、楽器の重さ的にはギリギリ軽いほうに属しますが、8万台の重さまでいかずに、6万台の軽さのままパワーをギリギリまで上げたちょうど境目に、ゴールドプレートをかけてギンギンにした、、、楽器が軽いまま音圧とキャラクターをビヨンセ側に?寄せた楽器ですね?

 

普段彼はヤマハのエンドーサーのようですが、やはりああいうフィーリングで、、、でも楽器の軽さが実用として欲しい点であるというのが、この楽器を使っていたことからよくうかがい知れます。

 

強いて難点をいうと、アクセル全開踏み込み型の楽器で、弱い表現や枯れた表現に向いていないのですが、ビヨンセと戦うには最高の楽器でしょう。

 

1万2千5百ドルで結構高いですが、そういうシチュエーションでは非常に実用性が高い楽器で、普段ヤマハなどを使っている人にはいい感じでアップグレードできるかもしれません。

 

ジョディージャズとベストマッチで中々面白そうな楽器ですね?

 

 

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バラスントアクション テナー 2万8千0百 

今日はバランストアクションのテナー、2万8千台です。

1939年製で中期あたりの楽器になります。

 

バランストアクションを語るとき、やはりリラッカーかどうかということがつきまといますが、この楽器はオリジナルに見えますね。

 

極端な話、バランストアクションの時代、1940年以前では楽器屋さんでオーバーホールするということが、あまりポピュラーではなく、楽器がかなり傷んでくるセルマーの工場にてリストアされることが普通でした。

 

細かい調整は近所の楽器屋さんでしてもらっていたでしょうが、ある程度使い込まれたら楽器を工場に送って、そしてラッカーがはがれてきた場合は腐食を防ぐために工場で一緒にオーバーホールと一緒にリラッカーするのが多く行われていたようです。

 

即ち、このバランストアクション以前の楽器というのは、工場でリラッカーされたものが非常に多くみられ彫刻もオリジナルの彫り師さんがもう一度彫っていたでしょうから、オリジナルと遜色なくリラッカーだけどオリジナルと称して売られているものが多々あり非常に注意が必要です。

今回のものは非常に珍しく、オリジナルに見えます、、、

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そういった理由で彫刻だけで判別するのは非常に難しいのですが、特に摩耗の激しいパームキーや親指が当たるところからの感じでオリジナルに見えますね。

バランストアクションはSBA(スーパーアクション)と違い、キーがインラインで配置されていて、結構指というか肩、腕がつらいのですが、SBAよりもさらにぼけた音、低音の軽さが素晴らしいですね。

同時期の楽器としてはコーンなどの楽器が主流でしたが、さすがセルマー、、、その当時の楽器としては、指もやりやすく、特にテープルキーの機構は革新的でしたね???

実際、このようなコンディションのバランストアクションを見かけることは非常に稀で、SBAや初期シックスよりもはるかに珍しいということがいえます。

 

40年代の音楽を奏でるのに最高の楽器で探している人も多いのではないでしょうか?

 

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ジョービオラさんのメイヤーブラザーズ アルト 4S Medium Chamber

今日はジョービオラさんの遺品です。

ジョービオラ先生はバークリーで長きにわたり教鞭をとられていた有名な先生です。私がアメリカにいた2000年代初期にはもう教えられておられなかった、というかお亡くなりになっていたのかもしれませんが、影響を受けた先生たちが多く、(私はバークリーに行ったことはないが)ジョービオラ氏の名前がレッスン中にたびたび登場しました。

私よりも10歳くらい上の人、、、今50代以上の人はジョービオラに習ったという人が多くおられます。

私が印象だったのは、ネックだけで1か月練習させられたという話で、楽器のコントロールの練習をさせられたみたいですね???

さて、そんな有名人のジョービオラさんのコレクションがたくさん売りに出されています。

そのコレクションから読み取れることはまた別の機会に述べるとして、その中で最もめぼしいのものが、このメイヤーブラザーズのアルトの4Sのミディアムチェンバーです。

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とはいっても、非常にきれいで使った跡があまりありませんから、メインのマウスピースでなかったということですね。


開きは68で、非常に吹きやすく明るい音がするようです。

 

作りがいい、反応がいいマウスピースは明るい音色がする傾向がありますから、アタリのマウスピースなのでしょう。

 

ネックだけでいい音を出すトレーニングをされるくらいですから、このマウスピースなら彼のレッスンを受けるのに最適な武器だったことでしょう???

まさに逸品ですね?

 

 

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雑誌 The Sax 100号記念の特集ページにちょっと載ります

事情を話せば長くなるのですが、色々あって、というかアンケートに答えたら雑誌に載ることになりました。

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しかもよりによって、100号記念の特別増大号という節目の企画の”サックス銘器&マウスピース銘品”の特集にちょこっと私のコメントが載っております。

ポイント①

非常に興味深いのは

私は音楽家というよりは、”楽器屋”のカテゴリーのようだ、、、ということだ。

事実、私のことを(特にアジアの大きな国あたりでは)大久保で楽器で働いている?、、もしくは、サ〇ン〇風〇をやっている?、、、のはお前かと何度も聞かれたことがあります。

世間の人はそんなイメージか、、、このブログは楽器屋の宣伝ブログのイメージなのか、、、とおぼろげには感じていたが、、、今回、この雑誌で改めて(やりたくはないが)楽器屋でもやったほうがいいのか、、、そんな気持ちになるような、ひな壇的な割り振りになっております。

ポイント②

唐突にこんな私の戯言が、ヤマハ62やシリーズ2などを論じている企画に登場しても大丈夫なのか? 成立しているのか? と心配になるあまりに突然な私のアンケートの登場、、、。そこは、出版社の方々が演出として出してくれたことなので、私の心配など関係なくむしろ感謝するべきことですが、、吹奏楽の若い読者が私のページを開いても、スルーだな、、、、、すいません、、先に謝っておきたい気持ちでいっぱいです。

ポイント③

記事の内容は、私のブログを読んでいただいている方には”当たり前すぎる”とのメッセージもすでにいただいておりますが、そこはマニアの証ということで、ご存じの方は改めて復習する意味合いで眺めてみていただければ幸いです。

 

最後に

このようなことになったのも、私の他愛のない戯言にお付き合いいただいている皆様あってのことであり、雑誌社の方々はもちろん、このブログをご覧の方々にもお礼を申し上げたいと思います。

 

もう書店に並んでおりますので、是非チェックされてください!!!

つたない文章ですが、コメントもいただければ幸いです。

 

皆様ありがとうございました。

 

 

 

 

 

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デュコフを改造 ブリルハートレベルエアー(ARB)化?

さて、今日はDukoffのマウスピースを改造したものです。

 

咥える部分をレベルエアー、のちのARBのように徹底的に薄く改造してあります。

この咥える部分の厚みに関しては、マウスピースの重さを含む鳴り方と、咥え方がより口元が狭まることによって息が集めやすいなどの吹き方による影響とかなり色々な効果が出てきます。

それについてはまた別の機会に述べるとして、世の中にはデュコフがもう少し咥える部分の厚みが薄かったらなあ、、、と考えるひとがいても全然不思議ではありません。

 

ARBじゃちょっと硬質すぎるし、Dukoffの感じで行きたいな、、、と思ってデュコフを思い切って改造してしまったことでしょう。

リフェイサーは、デュコフのリフェイスも多く行っているMojoさんです。

まあその当時のベストな選択だと考えられます。


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これは、テーブルをガンガン削って咥える部分を狭めたというやり方でしょう。

咥える部分を厚みを相当落としていますから、マウスピースもかなり軽くなっているはずです。

咥える部分が薄くなることで、音かパリパリし、軽く厚みのない音になっていることでしょうが、問題はフェイシングのカーブです。

ここまでそぎとしたら、オリジナルのフェイシングカーブはおろか、かなりいびつなカーブの形になっているはずです。それゆえ、音域にわたる抵抗感、鳴り方、キャラクターの不均一性など様々な不安定要素がありそうです。

 

コンセプトとしては非常に面白いですが、うまく生かすのが非常に難しい大手術で、使えるレベルにするのは不可能でしょう。

非常に面白い試みですね???

 

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ニューヨークメイヤーのソプラノ 偽物

さて、まだまだ偽物は絶賛発売中で?モノによっては1000ドル近くいくものもありますね? 

 

今回はニューヨークメイヤーのソプラノの偽物で、3Dスキャンしている特徴上、4Mというワンサイズだけ出回っているようです。

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本物と二つ並べてみました。左が本物で(リフェイスあり)、右が偽物になります。

せっかくなので動画で違いを解説してみました、

 

 

基本的には、ほかの種類の偽物にも同じことが言えます。

 

場合によっては偽物は、かなり安く変えることもあるようですが、値段相応かそれ以下の機能しか備えていないので注意が必要ですね???

 

 

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アメセル アルト 14万5千9百

今日は王道の14万中期です。

 

14万台の中にもいろいろありますが、この14万中期は14万台の中で、鳴り、キャラクター、安定性の面ですべてにおいてバランスがいいのが特徴です。

 

14万後期になると鳴りは大きくなりますが、キャラクターが薄れるのでやはり音色を保ったままある程度鳴りと鋭さを持ち合わせるにはこの辺がベストですね。

 

今回の楽器は非常にきれいです。

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ある程度使われているものは、こなれた感じがある反面不安定さもありますから、このくらいきれいであればビシッと気持ちよく吹けるでしょう。

14万台といってもやはりその調整の仕方が重要で、正しいセッティングにしないと同じような楽器でも全く異なる楽器に感じます。

 

この楽器は、通常はこんなもんですがキーは低めで、黒いパッドがついています。

即ちやや抑え気味のセッティングにしてあるので、どちらかといえば鳴りの大きさは相対的に小さいかもしれません。

 

しかし、ラッカーがしっかり残っていることで、それなりに華やかな音がして艶もあることで良く鳴ると感じる側面もあるでしょう。

あとは実際に手にしてみて微調整をすれば、まさに最高の楽器ですね。

 

値段も手ごろで円高ですから、かなりいい出物ということができるでしょう、、、

 

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カナセル アルト 5万5千6百

今日はカナセルの初期マークシックスアルトです。

 

マークシックスは5万5千初期から始まるので、最初の数百本ということになります。そして最初の楽器にはオーナメントと呼ばれるネックのロゴがSが重なったものになっていますが、5万6千で通常になり、そしてまた5万7千でオーナメントになるので、この楽器は初期オーナメントともいえます。

そして、今回の楽器はカナダ周りで発売されたいわゆるカナセルで、通常のフラセルと異なる仕様の楽器です。

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カナセルは、ブリティッシュの製造のものが回ってきたりとフラセルとは違う製造工程がとられているようで、見分けるのは非常に困難ですが、フラセルとは彫刻の彫り方やバランスが異なります。

一般には、フラセルよりも彫刻が深い、、、などという人もいますが、フラセルの彫刻と”何かが”違う見え方をします。違う人が、同じ彫刻のデザインをおそらくやや異なる型紙で彫っているからでしょう。

この楽器は、彫刻がちょっと弱弱しく、軽い感じに見えますね?

これも最初見たとき、カナセルっぽいな、、と感じたのですが、トロントの保証書がついているので間違いでしょう。

カナセルを何本も吹いたことがある有識者に聞くと、金属はアメセルよりもしっかりしていて、フラセルのようなバリバリ明るい感じではなく、やや上品な感じの印象を受けるようです。

実際、楽器としてはカナセルが一番良かったものが多いように思う、、、という人もいるくらいで、私もイギリス経由のカナセルバリトンを持っていますが、非常に個性的な音色がします。

この楽器は私のバリトンよりは明るい色ですが、上品で艶やかな、そしてフラセルよりもやや落ち着いた音がすることでしょう。

 

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オットーリンク スラント アルトの偽物

さて、今日はアルトのスラントの偽物です。

 

先日もこのマウスピースの類を石森管楽器に持っていっていろいろ勉強させてもらいましたが、スキャンして型を作って、、、という工程で製造されているようですね。

 

それゆえ、実物と同じフェイシングカーブ、オープニングのデザインを持っているので、それゆえそれなりに吹きやすいのであろう、、、とのことでした。

 

これにつきましてはまた後日レポートしますが、今までご紹介した偽物マウスピースは、それを作るときにすべて本物を手に入れてやっていることになり、それはそれでかなりの労力がかかっています。

 

さて、そのような状況でのアルトのスラントのコピー品ですが、今まで出てきたコピー品のすべてが6というサイズです。

それ以外のサイズのコピー品は少なくとも私は見ていないので、おそらく、アルトのサンプルは6というサイズしか取れなかったということを示唆しています。

 

202002241 202002242 202002243 202002244 202002245 202002246

 

さすがにテーブルの鑢の目の再現は非常によくできていますが、このマウスピースに関してはロゴなどのデザインに違和感たっぷりですね?

ちょっと鮮明すぎるというか、写真の写り方を考慮しても色味はかなり違って見えます。

 

むしろロゴはこんなにべったり塗らずに、薄い白い色をなんとなく付けるだけでよかったんじゃないかな、、、と思ってしまいますね?

 

さらにはアルトのスラントをコピーするくらいなら、もっと他のマウスピースをコピーしたほうが儲かりそうなので、あまりサックスには詳しくない人なのかもしれません。

これは粗悪な偽物なので騙される人は少なそうですね?

 

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テナー スラントのニセモノ

今日はスラントの偽物です。

オットーリンクのビンテージのラバーマウスピースは、アーリーバビットも含めて最も多く模造品が放出されたモデルでしょう。

確認できるだけでも、

スラントのWT

5*

6*

7*

10

などありました。

USA付きのモデルから、NoUSA,初期テーブルスタンプ、アーリーバビットのレイトフロリダなど、多岐にわたるモデルがあるようですので、

基本的には全モデル、全サイズあっても不思議ではないですね。

今回ご紹介するのは10番の偽物になります。

Ts-slant106 Ts-slant102 Ts-slant105 Ts-slant103 Ts-slant101 Ts-slant104

 

まあまあきれいな感じですね。No USAで10番ですから、まあまあ珍しいものです。

ホンモノのNoUSAを持っている人ならわかると思いますが、やはりプラスチックのようなテカテカ感はありますよね?

ホンモノはもっとしっとり、ざらついた感じが強いです。

ですが、写真だけで見分けるのはやはり至難の業、、、

唯一のわかりやすい違いであるお尻の部分を見てみましょう。

 

Ts-slant107

下の中心部に、穴があります。

表面は傷のようなものもいっぱいありますね。

さすがにオットーリンクのラバーは拡散の具合が広く、至るところで、、有名な海外のお店でもすでに本物として売られていますね。

 

皆さん、もうネットでマウスピースを買うのはやめましょう、、、

 

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メイヤーブラザーズ アルトの偽物

さて、メイヤーブラザーズの偽物もまだまだ世界に拡散中ですが、最近のものはすこしシャンク部分に変化が見られようになってきたかもしれませんね?

 

私が聞いたところによると、メイヤーブラザーズの偽物は

3M Medium 

4M Medium 

4M Small

5M Medium

5M Small

5S Medium

5S Small

6M Medium

など、多数のバリエーションで売りに出されています。

そして、見栄えの特徴は明るいプラスチックっぽいラバーに、金色の色がはっきりしているのに一部消えかかっているのが見栄えの特徴です。

1_20200217225401 01_20200217225401 01_20200217225304 01_20200217225303 01_20200217225302 01_20200217225301 01 1

いわゆる初期モデルと後のモデルが混在していますが、大体見た感じのフィーリングは似ています。

反対は、、

2 03_20200217225904 03_20200217225903 03_20200217225902 03_20200217225901 03_20200217225801 03 3

色や、金色の感じには統一性があるので、こういう感じでくれば見分けるのは削らなくても容易そうですね?

そして見分け方の最大のポイントのシャンクの終わりの部分ですが、昔は

7 6

上記写真のように筋が入ったり、ちょっと段になっていました。本物ではこうはなっていません。

そして、最近うられているものは少しきれいになり、

06_20200217230402 06_20200217230401 06

ちょっときれいになりましたね。紙やすりで削ってきれいにしたようにも見えますね。

ということは、今後は見栄えで見分けるのはますます難しくなっていくかもしれません。

これらは日本にも多数入ってきているようで、最初に買った人が高値でオークションなどで転売して第2、第3者の人が買うことも多い様です。

そもそもですが、メイヤーブラザースはメイヤーほどは細く鋭くなく、太い角の取れた音が非常に気持ちよく鳴ってくれるマウスピースですので本物を知っている人は、吹けば騙されようがありません。

ですが、初めて買ったら”こんなもんかな、、、”と思って使ってしまうような、まあまあなクオリティーです。

以外に安く買えるので、もし復刻モデルとして3、4万ならありだとおもいますが、実際は4~9万あたりでのにせものであることを織り込み済みの価格で落札されています。

それが、日本で転売するときには10万以上で売られるわけです。

もうネットでビンテージのマウスピースは買えなくなってしまいました、、、

 

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アルト ショートシャンク の偽物 

まだまだ偽物は発売中ですが、先日情報をいただいたものを見てみましょう。

ショートシャンクのアルトの偽物です。

シャンク部分の作りの粗さを見せないように立てているところがポイントですが、おそらくかなり粗い作りになっているはずです。

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型を取って作っているのでサイズ感などは全く一緒ですが、テーブルの刻印が少し雑な感じですね。

そしてこの偽物マウスピース全般に言えることですが、やや青っぽいというか白っぽい感じというか、材質による色味が結構異なります。

本物のマウスピースは削ると茶色い粉が出てきて使い込むと温かみがあるような茶色っぽい変色ですが、偽物のマウスピースはやや硬い感じで冷たい感じの色に見えます。

このマウスピースも三万円ちょっとで売れました。

正直に言うと、3万円の新品マウスピースとして買うなら、現行品買うよりはちょっといいように思うような作りであるところが結構すごいです。

もちろん本物と比べるとずいぶん劣るのですが、それでも本物を持っていない人は気づかずに使い続けてしまうだろうな、、と思います。

このショートシャンクの偽物もシャンクの入り口の作りの粗さを隠されたらかなり手ごわそうですね、、、

 

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ニューヨークメイヤーのアルトの偽物

大体、偽物の傾向と特徴が分かってきたのですが、海外のオークションだけでなく、身近なところにもあるようですね。

 

さて、今回はアルトのニューヨークメイヤーのコピー品です。

おそらくですが、ほぼサイズは8MMで出回っているようです。

ニューヨークメイヤーのソプラノは4MMでした。何故、このような微妙なワンサイズだけなのかな、、、と思っていたら、、、おそらく、刻印が作れないからなのでしょうね? 型を取ってそのまま作るので、元の型を取ったマウスピースがアルトの場合は8MMしか持っていないでしょうね?

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まず、決定的な特徴はシャンクのネック部分にささる側の面が、きれいではない、、もしくはこのマウスピースのように欠けていたりします。

 

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2つほど穴が開いていますね? 型から抜くときにできたのでしょう。私の予想では、偽物のアルトのニューヨークメイヤーは8番でできており、シャンク部分にこのような穴が同じ個所に空いているだろうと思っています。


そしてもう一つの特徴は、刻印が薄い、、、型を取っていますから、コピー品はオリジナルに比べ、彫りが浅くなっています。

これはソプラノのニューヨークメイヤーでも同じです。

Snapcrab_noname_2020131_225637_no00

 

そして、おそらくこの刻印の位置関係もすべての模造品で同じでしょう。

すなわち、テーブルの下ぎりぎりにこの刻印が打ってあることでしょう。その理由は、型抜きなので、この型を取ったオリジナルがそのようになっていると理解できます。

 

私が調べたうちでは、少なくとも数本このような8MMのニューヨークメイヤーが世界に羽ばたいていったようです。


このコピーをしている人は、もともと偽造コインを作っている人で、コインの型を抜いて模造品を作る才能にたけていてこのようなものを作っているようです。ですが、サックスのマウスピースにはあまり知識がなく、ニューヨークメイヤーなら5くらいを作ればよかったのに、何故か8というサイズをコピーしてしまったようですね?

いうまでもなくメイヤーブラザーズは相当数のコピー品が出回っていますが、ニューヨークメイヤーは飛躍的見分けやすそうですね???

 

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セルマー ソプラノ ソロイストの偽物

さて、偽物のビンテージマウスピースが2年近くにもわたり世界中に拡散していることが確認されましたが、その量といい品数は我々の想像を上回るほど多いかもしれません。


いろいろな情報をいただきますが、想像以上に色々な偽物が出回っているようです。

 

ソプラノはニューヨークメイヤー(その多くは4のサイズ)の偽物だけかと思ったら、ソロイストも出回っています。

まずはEの偽物、

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オットーリンクなどに比べるとちょっと完成度が低く、材質が新しいのがわかりますね。

刻印もちょっときれいすぎて胡散臭いです、、、

 

そしてDの偽物、

 

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そしてテーブルスタンプの初期のソロイストもあります。

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これらの写真にはありませんが、この偽物マウスピースの特徴として、シャンクのふちがガタガタになっている傾向があります。


 

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へこんだような跡がありますよね?

 

おそらく型抜きをするときにできたのだと思います。

 

今後のために、これらの偽物についてはしばらく注視していきたいと思います。

 

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フラセル アルト 18万7千1百

今日はフラセルのアルト18万7千台です。

 

1971年製のアルトで、ほとんどオリジナルパッドが残っているきれいな楽器です。

日本ではこのような楽器を多く見かけますが、アメリカではアメセルが普通であったため、アメリカのマーケットでこのようなフラセルのミントコンディションを見るのは、日本で当時流通したアメセルのミントコンディションを見るくらい珍しいですね?

 

今では逆に日本のマーケットで売られたフラセルが逆に海外で珍重されることもあるようですが、海外ではフラセルもそれなりの需要があるようです。

 

まずこの楽器を見て思うのは、フラセルはやはりパッドの開きがアメセルより大きめで、セッティングの面でも随分異なりますね。

そしてケースも日本で見かけるものよりはちょっとオシャレ度が低いですね???

 

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日本のオークションではこのような楽器は多く見かけますが、結構な値段で取引されているのを多く見かけます。

ジャズ的な視点から見ればあまり味のある楽器ではなく、そういう用途というよりはなんだかわからないけど古いから高めに取引されているのが現状でしょう。

(私の周りの)吹奏楽の人たちはシリーズ2が正にそのものという感じで、吹奏楽的にもフラセルシックスはあまり需要があるようには思えません。

ですが、あの独特のこもった音と、抜けきらない丸い音に、かなり明るめの音がするのはこの時代の楽器ならではですね。

愛用者にはお勧めの楽器です。

 

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ニューヨークメイヤーの完全精巧コピー偽物品

さて、驚愕の事実が次々と明かされ、震え上がる恐怖の毎日ですが、偽物は2年以上も前から世界中に拡散されていったようです。

先の記事ではメイヤーブラザーズのアルトのコピー品が明かされましたが、ニューヨークメイヤーの偽物もあるというのが、かなり確証が私の中でも大きくなってきました。

基本的には削って材質を見ることしか見分け方はありませんが(前記事参照)、やはり型抜きで作ったコピー品らしく、土台の跡がコピー品には現時点(2020年初頭まで)ではあってこれが、唯一の怪しさの判断の材料となるようです。

それ以上は削ってみないとわかりません。

 

まず私が20年ほど所有する、、多分本物は、

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お尻が平らでキレイです。

一方、偽物は

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お尻が汚く、段がついているのがわかります。

青い線で段の部分を印しています。

このコピー品の特徴で、元のマウスピースに型をとって、作っているためにこのようになっているのであろうといわれています。

私の周りの人たちは、結構な頻度でこの偽物に遭遇しているので、日本で買うときにもかなりの注意が必要ということができるでしょう。

 

そこで一句、

マウスピースは吹いて確認してから買いましょう、、

 

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Woodstoneのねじをあの人も選んでる件!

さて、未だにねじに固執する変人として皆様から白い目で見られ続けながらも、新しい信者を獲得しつつある今日この頃です。


去年も色々な後発のねじが発売されて、サックスのパワーアップアイテムとしては大きな地位を確立しましたが、やはり一番最初に出たWoodstoneのねじが私はおススメです。

 

後発の海外製や、国内の某有名メーカーのねじ、個人で作っているネジなどとは、1つだけ大きな機能の違いがあります。

それがわかれば、あの有名人もこの有名人も石森製ねじを使う理由を理解できます。


このねじを使用している有名プレーヤーを挙げればきりがないですが、やはり代表格は故ブレッカー氏ですね。

 

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これは、機密情報?ですが、ブレッカー氏は元々ものにこだわる人でないようで、なんでもいい、、、という人みたいです。

その彼が、このねじを最初に石森管楽器の店長さんに出されたとき、、、こんなもので音変わらへんよ、、、、、、ホンマや、、、というさんま師匠並みのリアクションをされたとかされないとか、、、、ふふふふ、、、と1つ1つねじを選定するたびに、笑ったそうです。


さて、このねじですが、効果を上げればきりがありませんが、

一言でまとめると

いいリードにあたったようになる

ということです。


つまり、いまいちなリードから、いいリードに当たった時の違いを考えてみてください。

 

音が大きく鳴る

はっきり鳴る

吹いていて気持ちがいい

音が均一になる

フラジオなどの高音も吹きやすい

低音も出やすい

音程もいい

 

など、、、いいことだらけです。

後発のねじたちは、この中の1部分を強調して、どこかがへこんだ、、、そんなものが多いですね。

そんなネジで、、、、と思われるかもしれませんが、ブレッカー氏だけではなく、かのクリスポッター氏もバッチリ9万6千テナーにつけて使っています。

そんな話を聞くたびに、変人は俺だけではない~~~!!と皆さんにお伝えしたくなる次第です。


では、このねじの個体差とは何か?

上記の効果のどの部分が大きく出るか、、、ということになります。


そしてついに、、、、

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年末に選んできました、、、、2019年も結構な頻度で買いについていきましたが、皆さん、、その個体差に驚かされています。

今回、年末に伺った時には在庫がたくさんあったので、結構いいねじが多く、せっかくいいねじを見つけたのにもったいない、、、ということで選定品になりました、、、、

 

このねじの他の個体との特徴は、すべてにおいて、バランスよく突出しているところです。

選定料などなくただ普通のねじとして購入可能なので、その貴方のねじとも比べてみてください。

 

きっと、、新たな発見があって、ねじの虜になりますよ???

 

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驚愕! テナースラントNoUSAとメイヤーブラザーズアルトの完全なニセモノが世界中に拡散!?!?

さて、年末年始にかけて世界中で衝撃的な事実が世間を駆け巡りました?

私もサックスマニアで有名なK氏に写真など詳細な情報をいただきました。

 

先に結論をを述べると

 

★テナー ラバースラントシグニチャー No USA

★アルト メイヤーブラザーズアルト

★ ニューヨークメイヤーのソプラノ

★ ブルージャンボのアルト

 

の偽物が出回っている。

(のちに追記:2018年に多く見かけましたが、2017年初頭にはもう出回っていると考えたほうがよさそうです。)

 

しかも、基本的に写真では見分けがつかない

 

この詳細な情報は、マウスピースのレビューで有名なネフさんのブログに書かれています。

 

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https://www.neffmusic.com/blog/2019/12/buyer-beware-counterfeit-vintage-saxophone-mouthpieces-galore/

 

詳しくはこちらに書かれていますので、下のコメント欄まで詳しく見ていただくと世界中の人の反応までわかるでしょう。

しかし、英語が堪能でない方のために、要点だけまとめると、、、

 

見ただけでは見分けがつかないので、リフェイサーとして有名なブライアンパウエルにマウスピースを送って意見を聞くと

 

削ったときに、本物は茶色い粉が出てくるが、偽物は白っぽい

材質が全く異なる

そして彼がもう一点挙げたのは、

 

テナーのスラント模造品は、シャンクの終わりの部分が型で焼いたままの段になっているのに対し、本物の(ブライアンの所有の)アーリーバビットは滑らかである。

 

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このシャンク部分の違いに対しては、製作者がこのポストを見ればすぐ修正してくるでしょうからこの先にはあてにはできません。

 



メイヤーブラザーズの偽物は、後期版の背中側にチェンバーサイズが書かれているタイプのものになります。

つまり、この後期版のメイヤーブラザーズは偽物がすでに多く出回り、、私が知る限りでは、日本のオークションにもこのようなものがすでに出回っていたので、日本国内にもすでに流通しているものと考えます

 

基本的に削る以外偽物を見分ける方法はない

 

のですが、先のオットーリンクのシャンクの終わり部分の違いに加えて

 

★オイルを塗っているためピカピカしている

★マウスピースの内部の線がオリジナルのほうがより長く伸びているかも?

 

ですが、上記の違いは確実な違いではないでしょうから、削って材質の違いを見分けること以外に確たる証拠はありません。

 


これらの出品は、元はイーベイで出されていたもので、

Hungary, Greece, Scotland, UK

あたりを移動しながら出品されています。

これらの国を見て心当たりがある人も多いでしょう。

 

2019年の春先あたりから夏くらいに多く出品されていましたね???

あれは全部偽物、、、ということになりす。

そして、それは日本にも多く入ってきて、すでに日本のオークションでも売られていました!

 

スラントとメイヤーブラザーズは、注意しましょう!

 

K様情報ありがとうございました。

 

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ランバーソン ソプラノ Fmaj7 1920

今日はランバーソンの新作です。

とはいっても数年前から連絡をとるとマウスピースを作ってくれるということがあり、3,4年前くらいからまたマウスピースの製作を始めたような感じでした。

そして、オーダーすると1か月ほどで送ってくれるという感じでしたが、気がついたら消えていたホームページもリニューアルして復活していました。

201912100

さて、その製作が再開されてすぐあたりから問い合わせると、、実は1920年のラバーがあるんだけど、、、という話で、昔の材質とどっちがいい?、、、と聞かれるオプションがありました。

もちろん私の周りの人たちは新しいもので注文した人が多く、数年前の時点で1920モデルを試していましたが、古い材質というような感じではなく、どういう意味で言っているのか今一つ理解できませんでした。

 

しかし、今回明確に記されていて、1920年代のレシピを再現したドイツ製のラバーで作っている、、、と判明しました。

今回はそのラバーで作ったソプラノモデルです。

2019121003 2019121002 2019121001

 

ちょっと前は時に白いインクはありませんでしたが、最近は塗っているようです。


ソプラノはこのFmaj7モデルしかありませんから、必然的にすべてのソプラノマウスピースがこのモデルになります。

さて、この1920モデルですが、期待したほどはビンテージの感じはありません。通常モデルよりはちょっと角が取れているかな、、、程度くらいで、昔のモデルよりはちょっと重さもありような気がします。

本人曰く、より反応が良く、太い音がする、、、とのことです。

材料が一緒でも、混ぜ方と焼き方が昔のように時間をかけてぐるぐるやらないと、中の層がきれいすぎて、同じにはならないそうです。

それゆえ、レシピだけでは中々同じものの再現とはないのですね???

 

さて、ランバーソンはガーデラと並んで、近年のマウスピースとしては生き残ったマウスピースで、今も愛用者は多いですよね?

 

そのマウスピースが復活したということは、ファンにはこの上ない喜びですね?

私のお気に入りはJモデルで、ジャズをするのに向いているモデルです。それが正式に、通常モデルと合わせて2種類から選べる、、、というのは非常に贅沢ですね?


また彼が面白いことを始めたようなので、ファンの方は是非彼のサイトをチェックされてみてください!

 

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エディーダニエルさんのアーリーバビット ラバー 6*

今日はエディーダニエルさんの使っていたリンクラバーマウスピースです。

 

私の中ではエディーさんはテナーを明るい音でバリバリ吹いているイメージだったのですが、最近はもっぱらクラリネットが中心で

テナー奏者という感じではなくなっているようです。

昔のアルバム聴くと、エディーさんがテナーのワンホーンなどでフューチャーされているようなアルバムをよく見たような気がするのですが、今回のマウスピースは彼が70年代初期、、すなわちレイトフロリダの時代に新品で買って使っていて、のちに生徒に売ったものになります。


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これはどう見てもレイトフロリダで、フロリダで半分仕上げられたマウスピースです。

 

ですが、、おや、、、と思うことが、、、

これをお持ちの方は共通の悩みだと思うのですが、、、どのリガチャーもはまらず細いですよね?

現行のリガチャーもいろいろサイズが出ているものでもはまるものがなくて苦労しているという話をよく聞きます。



といったわけでこの写真を見たときに、、、む、、セルマーのリガチャーはつかないかも、、、でもエディーさんはこれで吹いていたそうです。


セルマーのリガチャーはロングシャンクあたりについていたやつですね。

なのでこのレイトフロリダはちょっと太いのかもしれません。


実際、キャップのほうはかなり絞ってあって、細いからな、、、と納得してしまいます。


エディーさんのイメージだと、しっとりというよりは、やはり明るくバリバリいけるマウスピースだと思います。

このタイプは、細いせいで割とカラッとしていて直線的に鳴り、重たい音はしないですから、これを見て彼の演奏のイメージと合ったので納得でした。

エディさんのファンにはたまらない逸品ですね???


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ゲイリーシューガル ガーデラコピーMB

今日はシューガルさんのガーデラコピーです。

 

正確にはMBⅡというモデル名なんだと思いますが、現行のラインナップにもしっかり出ています。

現行品はコンセプトだけで形はガーデラとは少し異なるのですが、今回のものはおそらくそれらよりは前に作られていた、

よりガーデラに近いコピーを目指したものに見えます。

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今も根強いファンがいる?シューガルさんのマウスピースですが、基本的にはGonzとかカークウェイラムモデルが80年代~90年代に流行って、いまもその流れを引きずっている形ですね?

 

昔に比べるとラインナップも知らないうちに多く増えていますが、実吹いている人などを目にすることは今となっては稀になってしましました。

 

私も古いものは持っていますが、最近作られたものはちょっと重めで不安定なところがあってやはり古いものがより人気が高いといえるでしょう。

そんなCNCマスター?のシューガルさんが作ったガーデラモデル、、、おそらく相当パワフルでしょう。


やはりガーデラは完成度は高いのですが、あえて問題を述べるとすればマウスピースが軽く重たい音がしない、、、それゆえ太めのFatboyなるものもあったわけでしょうが、このシューガルさんのモデルは彼の重たい材質から考えるとその点は大きく補われているでしょう。


しかし、それゆえあのカラッとした感じや、ズバッという感じも本物よりは薄れているでしょうから、そのあたりがこのマウスピースの面白いところと言えるでしょう。

通常彼のモデルは中古でもいいお値段しますが、これはかなり安く3万円くらいです。

リスクはありますが、ガーデラファンには面白いコンセプト品かもしれませんね?

 

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アメセル テナー 10万7千5百

今日は危ない一品です。

 

アメセルの10万7千台ですが、アメセルファンならずとも一目でわかる違和感があります。


それは、、、

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ネックのレシーバーとネック本体の色の違いです。

まず、楽器本体の色はこの時代にはない色です、、、もう少し後の中後期によく見られる色です。

そして彫刻はオリジナルのように非常に鮮明にシャープに見えます。

この楽器の販売店は、この個体は部品だけ残ってやや後の時代に組み立てられてたため、ラッカーはオリジナルで色は中期なのだ、、と言っています。

しかし非常に腑に落ちないのは、中期ならレシーバーのペイントには青色はないはずなのに、ペイントの色はこの10万台に見られるような濃い青のオリジナルに見えます、、、

そして、よく見るとレシーバーとネック本体の色が異なって見えることです。

ここまで説明して、何か怪しいことがあることは間違いないのですが、それ以上の真実の決定権は誰にもありません。写真の写り方も色味もあくまでも見え方の問題なので、本物を見るとまた違うことはあるでしょう。

それを踏まえたうえで私の思うところを述べると、ネックのレシーバーはオリジナルで、それ以外はリラッカーであると思います。

彫刻がオリジナルに見える例はこれまで非常に多く見かけてきたので、彫刻が鮮明だからと言ってそれがオリジナルとは限らないと思います。

アメセルの工場で同じ彫師の人がもう一度彫りなおせば同じになりますから、おそらく中後期の時代にリラッカーされたことでしょう。

そして面白いのは、私の経験上ネックのレシーバーの色だけはオリジナルの10万台に見られる色に見えます。

なので、この部分だけとっておいて、それ以外の部分をリストアしたのではないでしょうか?

私の意見がどうであれ、非常に怪しい楽器であることは間違いありません。

 

そして、面白いことに、この楽器のデモ演奏は中期の音に聞こえます。アメセルってラッカーの影響も非常に大きいんだな、、、って痛感するのにいい勉強になった出物でした、、、、


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オットーリンク ソプラノ アーリーバビット 7*

今日はアーリーバビットのソプラノ7*です。


アーリーバビットと言っても、もはや何を指すのかあいまいですが、70年代のオットーリンクとするならばこのマウスピースは中期あたりでしょう。

バビットに移ってからも鑢の目は刻々と変化していきますが、いい頃の鑢の目で、先端が細いのが重要ですね。


テナーほどはソプラノのこの時代のマウスピースを見かけませんが、このマウスピースにはしっかりとバッフルがついています。

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チェンバーが狭いものが多いような気がしますが、あいにくこれは中は写真がないのでわかりません。

セルマーと並んでビンテージソプラノの双頭の一角ですが、セルマーよりも色々なバリエーションがあって中々マニア泣かせですね?

おそらくこれは割とスタンダードに明るすぎずに鳴ってくれると予測しますが、そのあたりの届くまでのドキドキ感がたまりませんね?

開きは実測69で、ソプラノとしては少し大きめで体力が入ります。

スタンダードなアーリーバビットソプラノで中々面白そうですね???


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«デュコフ ソプラノ M9*