フラセル ソプラノ 26万6千 アメセル彫刻

今日はフラセルのソプラノ26万6千台です。

マークセブンのシリアルですがソプラノにはマークセブンはありませんので、型番としてはシックスになります。

この時代のソプラノは初期のものに比べると、随分太く、またパチッと鳴りますね。しっかりしているということで、この辺のシリアルが好きな人もいるようです。

さて、このソプラノにはアメセルの彫刻がついていて、セルマーの工場で働いていた人が後から彫刻を足したそうです。

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元セルマーで働いていたといういうな人がいますからその人の手によるものと思いますが、
その人はやや太目の彫刻になる、、と聞いたような気がするので、別の人かもしれません。

彫刻のパターンはリペアの人には出回っているものなので、彫刻に慣れた人であればこのような彫刻を彫るのは難しいことではないでしょう。

しかし、今回の彫刻はきれいに彫ってあります。

この時代のソプラノにはこのようなアメセル彫刻があるものは見たことがありませんから、十中八九、後から彫ったものであることは明白です。

しかし、彫刻なしのフラセルにこのようにアメセル彫刻を彫ってアメセルSBAみたいなものはたくさん出回っていますよね。

これを見る限り、そういうものは思ったより数が多そうだなと思いました、、、

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キング スーパー20 アルト 29万7千0百 特注アーティストモデル ゴールドプレート

今日はキングスーパー20アルトのすごい楽器です。

シリアルは29万7千台で、キングスーパー20としては第1.5世代、、、即ち使いやすくなった最も初期のモデルです。

スーパー20の第一世代は、テーブルキーがやりにくかったり、ストラップリングがでかかったりと、やや使いにくいものでしたがこの1.5世代から機能性もグッと増しました。

ちなみに、パーカー先生の楽器は今回の楽器と非常に近いシリアルです。

即ち、実質使い物になるスーパー20で最も古いモデルがこのあたりになります。

そして今回の楽器のすごいところは、アーティストモデルといういわゆる個人向けの特注モデルです。

マリアーノカボタジェさんという人用に作られた楽器で、ゴールドプレート仕様です。

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ベルの接合部に名前が彫ってありますね。

スーパー20はそのほとんどがリラッカーされていますから、オリジナルのコンディションでさらにゴールドプレートで特注で、こんなにきれいに残っているのはかなり希少です。

パーカー先生の楽器ともかなり近く、ベルがシルバーではないのですが、それでもかなりビンテージ性は高いですね。

試奏音源があるので聴いてみましょう。

もっと丸い音がするかと思いきや、かなりバリバリした音がしますね。

ちょっと拍子抜けしました。これならヤナギサワでいいのでは、、、と思わなくもないですが、
やはりフィーリングは随分違うでしょう。

楽器としてはかなり希少なのでキングファンにはたまらないでしょう、、、


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アメセル SBA バリトン 5万5千0百7十

今日はアメセルバリトンのSBA、5万5千0百70番台です。

オフィシャルなシリアルでは5万5千2百からマークシックスですから、マークシックスが始まる直前の番台でマークシックスのプロトタイプはすでに作られていたシリアルです。

しかしバリトンが本格的にマークシックスに移行するのはもう少し後ですから、バリトンに関してはそんなに数字に意味はないかもしれません。

今回のものは非常にきれいです。

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この番手のSBAはアルト、テナー共に深い色のものが多いのですが、これはあまりそういう感じには見えませんね。

パッドはオリジナルかどうかはわかりませんが、レゾネーターはオリジナルのように見えます。

キーのセットアップは非常に低く、持った感じは手がやりやすく感じるでしょうが、抜ける感じはあまり薄くそんにボリュームは出ないかもしれませんね。

軽いバリトンが欲しい人にはおススメです。

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キング スーパー20 アルト  34万6千9百 関係者用?

今日はキングスーパー20、アルトの珍品です。

キングスーパー20は激しくモデルチェンジをした楽器として有名ですが、細かくモデルで分けると6~7の段階に分けられます。

その中でも一般的なスーパー20のイメージといえば、第2、3世代あたりの比較的初期のビバップホーンでしょう。

今回は34万中期ですから1955~56年あたりの第三世代に入った直後の楽器です。

この頃はまだまだヴィンテージ性が高く、また音色はやや硬くなりつつあったにせよ十分にいい音色がする楽器であります。

本当はこの楽器もそういう意味で中々の楽器なのですが、シリアルは1955年だけど実際の楽器の形は第4世代のかなり後の楽器という、、、5桁のマークシックスなのに、セブンのキーがついている、、、みたいな楽器です???

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この楽器はキングの従業員の人が息子のために買った楽器だそうです。

ということは、この楽器は、

①プロトタイプか、
②シリアルを打ち間違えただけか?、
③余った管体にあとで新しいキーワークをつけた、、、

のどれかになります。

キーワークはニッケルプレートでネックのソケットもシングルなので、どう考えても後の第4世代の楽器になりますが、驚くべきはそのコンディションですね。

オリジナルのパッドも完全に残っていて、ラッカーもほぼ完璧に残っています。

キングでこのコンディションの楽器はほとんど見かけることはありません。

珍品なだけでなく、コンディション的にもレア度が高いのでかなり面白い楽器ですね。

値段も新品のセルマーよりは遥かに安いので、面白い買い物かもしれません。

 

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BA テナー 2万4千6百 ゴールドリプレート

今日はバランストアクションテナーのゴールドリプレートです。

まず2万4千台のBAですが、1937年製でスイング時代の楽器となります。 この時代のセルマーはそのほとんどが再塗装をされているので、オリジナルのラッカーを探すことは非常に困難です。
そういった状況でゴールドリプレートというのは、BAとしてはそんなに悪いものではありません。
ゴールドプレートはこの弱い時代の楽器に音量を上げ、音の太さを加え、高音の均一性も増しますから、機能的には非常に利点のある仕様です。
その一方で、BAといえば音が散った音色ですから、そこに音をややまとめるゴールドプレートがかかって、やや華やかな音色になるとどのように聞こえるか非常に興味があるとことですね。
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割と厚めにゴールドプレートがかかっていそうですね。
デモ音源がありますので聞いてみましょう。
非常に変わった音色ですね。
なんというか、とてもボケた音がゴリゴリして、あまり華やかさがないように聞こえます。
古いセルマーのバンディーに強いマウスピースをつけた時の記憶が甦りました。
バンディーは安い楽器であまりならないのですが、50年代ものは作りが簡素で散った音がします。それによく鳴る現代のマウスピースをつけたときにこのような音が鳴るわけで、
わたしはビンテージの音色というよりは少し安っぽい音色がするな、、、と感じてしまいました。
音色が暗い分もう少し明るいマウスピースをつけるともっといい音色がするかもしれませんね???
かなり個性的な楽器で、演奏者を選びそうな楽器です、、、

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セルマー プリソロイスト アルト D

今日はセルマー、プリソロイストのアルトのDです。

セルマーのマウスピースの歴史は長くすでに百数十年が経過していますが、デザイン的には第4世代めくらいにあたる、ショートシャンクの一つ前のモデル、、いわゆるプリソロイストからが現代的に使えるマウスピースとと言ってもいいでしょう。

マークシックスの登場とほぼ同時期にショートシャンクが始まりますが、今回のプリソロイストはSBAに付属していた時代のマウスピースで、マウスピースの長さがやや近いのが特徴です。

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時代で言うとSBA、初期マークシックスなど40年代後半~50年代初期にあたるので、その時期のほかのメーカー、例えば初期Super20やThe Martinあたりの楽器向け、、のマウスピースとも言うことができます。

先にも申しあげたとおり、ショートシャンク、ロングシャンクと時代を下るにつれて低音の安定性を増すためにマウスピースが長くなってきます。

そのようなマウスピースと比べるとこのマウスピースは短いわけで、このプリソロイストを吹いた後にショートシャンクなどを吹くと焦点の場所が違うために詰まったような抜けきらないような感覚を感じるでしょう。

即ちこのマウスピースは、その時代の楽器にあった音の焦点の場所を持っているわけで、こういうマウスピースをSBA、初期Super20、The Martinにつけるとその当時の音色に近くなります。

なんというか、音の飛び方が違うわけです。

さて、今回のマウスピースはDでやや小さめですが、使えなくはないと思います。
ショートシャンクよりはやや小さかったように思いますので、メイヤーでいう4くらいかもしれません。

このマウスピースをつけてダブルリップで吹くとまさにそういう音がすることでしょう。

古い楽器ユーザーには必須アイテムですね???





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ファラオサンダースさんのソプラノマウスピース ゲールハリウッド

今日はファラオサンダースさんのマウスピースです。

ファラオサンダースさんはコルトレーンとの共演で有名ですが、その後も精力的に活動され、私が15年ほど前にニューヨークで見たときにも前衛的な演奏をされていました。

彼のテナーは私の友達の楽器屋のリックから買ったもので、それについて面白い話も聞きましたが、、、それはさておき、彼のコレクションであったソプラノマウスピースです。

ゲールハリウッドという非常に渋いマウスピースで、MCグレゴリーの親族が作り始めたマウスピースです。

1940年代終わりごろに作り始められ、すったもんだの末に60年代後半くらいまで作られていたようです。

モデルとしては色々あるようですが、今回のものは、中期ごろのもので、おそらく50年代中盤くらいの古さでしょうか???

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ジェリーマリガンが使用していたことで有名ですが、このようなソプラノを見かけることはほとんどないですね???

さらにファラオサンダースの所有品とあればレア度はさらに高いかもしれません。

このマウスピースはチェンバーが大きいので丸い音がするはずですが、彼の鋭い音からはイメージが離れたデザインをしています。

普通の人が吹けば?割と丸いビンテージの音がするでしょう。

1400ドルで売られていますが、高いのか安いのかよくわかりませんね???

とはいえ注目度が高く他の楽器よりはちょっと値が張りそうな感じですね???

 

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