デュコフの見分け方を雑誌に掲載しました。
6月15日に発売された雑誌に記事を書かせていただき、雑誌が届きました。
その中にDukoffのマウスピースの特集があります。
詳細は以下のリンクをご覧ください。
https://tomosax.net/saxworld-dukoff/
6月15日に発売された雑誌に記事を書かせていただき、雑誌が届きました。
その中にDukoffのマウスピースの特集があります。
詳細は以下のリンクをご覧ください。
https://tomosax.net/saxworld-dukoff/
今日はアメセルの6万4千台テナーです。
1956年製の楽器でまさにハードバップにはドンピシャの楽器となります。
マークシックスは5万5千から始まりますが、しばらくは管体はSBAのデザインを踏襲し、6万中期で真のマークシックスになります。
この楽器はベルの形状を見るとまだSBA時代をギリギリひきずっているので、いわゆる六万中期よりは少し小ぶりで、ゴリゴリ感も薄いでしょう。
とてもきれいです。
材質も少し赤っぽいところもあり中々良さそうです。
6万中期にも色々な色があり奏でる音色も異なりますが、この楽器は暗すぎず、明るすぎず、、といったところで、バランスのいい色ですね!
1万8千ドルですから、ゆうに300万を超えそうな金額ですが、アタリであれば即戦力になりそうな楽器です。
今まで色々レッスンを受けてできなかった憧れのアドリブが! ついにできるようになった、とレビューをたくさん頂きました!
今日はエディーダニエル先生のテナーです。
エディーダニエル先生と言えば、テナーだけでなく、クラリネット、アルトも吹かれるプレーヤーで、サドジョーンズメルルイスのオーケストラなどでも大活躍されている方です。
7万1千台のアメセルテナーで、まさにマークシックス王道の6万台のサウンドの頃です。
7万中期になるとラッカーの色が特徴的だったり、ゴリゴリ系になってきますから、この7万1千は6万台と同じような倍バップのサウンドが楽しめる安定した番台です。
なんでも随分前にランディージョーンズ、テナーマッドネスというお店で買われたそうです。
昔は山のように楽器を持っていて、10年ほど前はポッター先生が楽器を買いましたが、まだたくさん在庫があった頃に選んで買った楽器だそうですから中々の選定品でしょう。
ネックにちょっとプルダウンがありますが、色はかなり暗めで、非常に複雑な暗い音色がすることでしょう。
エディーダニエル先生は若い世代にも非常に尊敬されていて、昨年エリックアレキサンダー先生とヴィンセントハーリング先生と一緒に飲みに行ったときも、ビンセント先生が「エディーダニエルの80年代のアルトで62に使っているんだけど、この逆循がええんや、、、」といって、ラーメン屋でビールをガンガン飲みながらみんなでエディーダニエル先生の演奏を聴きました。
値段は1万4千で、日本円に換算すると高いですが、まあプレミアがついたらそんなものでしょうか?
もう売れてしまいましたが、ファンには垂涎ですね???
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今まで色々レッスンを受けてできなかった憧れのアドリブが! ついにできるようになった、とレビューをたくさん頂きました!
今日はバランストアクションのオリジナルのゴールドプレートです。
バランストアクション(BA)はSBAの1つ前のモデルで1935~1946年に作られましたが、製作本数はトータルで1万2千500本ほどで
希少性が高いですね。
そのBAのオリジナルのゴールドプレートです。
なんでも持ち主の方が売りに出そうとみんなに値段を聞いたのですが、その反響がすごいものでした。
ほんとに芸術品といったところですね?
この時代のものはほぼリラッカーされているので本来であればセルマーに本物かの確認が必要ですが、その確認の必要がないくらいピッカピカで
す。 シリアルはあいにく見れないのですが、恐らく3万台ちょっとくらいかな、、と勝手に思っています。
この時代の楽器は音は弱いものの、丸く優しい音色がします。
そこにゴールドプレートがかかることで、音に煌びやかさと強さが加わり、いい音色がすることでしょう。
この楽器の値段について、1万ドル、、いや2万ドル、、、など色々なコメントがつきましたが、値段は付けられない、、、といったところでしょう。
この楽器のように、希少性の高い楽器はもう完全に言い値、、、といったところで、値段の設定はない時代になりました。
1万ドルで買えればラッキーで、他の人がもっと出せば2万ドルでも買えないかもしれません。
コレクションにしておきたい楽器ですが、普通の人はちょっと手が出ませんね?
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今日はテナーの巨匠ディブリーブマン先生の楽器が売りにされているのをご紹介します。
ディブリーブマン先生については説明の必要がないくらいだと思いますが、私がアメリカに行ったころはマンハッタンスクールオフミュージックで
教えられていました。 また故ブレッカーとジョーロバーノ先生とバードランドでテナー3本バトルをバリバリ弾いておられたような印象が私にはあります。
私が住んでいたアパートの近く(グラマシー)にフィルバロンがあったこともあり、フィルバロンとの逸話もよく耳にした頃でした。
さて、そんなことより、、、彼の恐らくバックアップの楽器を思われる、フラセルの彫刻なし12万3千台シルバープレートがニューヨークのJLウインズで売りに出されています。
やはりシルバーということもあり、シルバーらしい落ち着きがありますね。 強く吹くとそれなりにバリバリいいますが、弱く弾くと音の太さがありつつ、輪郭がぼけていい感じです。
何よりもこの楽器もよく鳴りつつも、抑揚があり大変よく歌う楽器ですね!
リーブマン先生が中期くらいのフラセルを使っているイメージは全然ないのですが、恐らくバックアップとして持っていたことでしょう。
とてもきれいでコンディションもよく、ファンにはたまらない出物です。
値段は14000ドルで、まあ、安すぎず、買えないほど高くはなくいい値段ですね?
欲しい方は是非問い合わせてみてください。
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なんだか最近、色々な有名プレーヤーの楽器が売りに出されています。
今回は、数日前に売りに出されて、恐らくあっという間に売れてしまった?スティーブグロスマン先生のアメセル20万5千台です。
youtubeでアップされただけで、サイトのほうにも全く情報がないのですが、かなりボロボロでネックはシルバープレートです。
以下youtubeのリンクになります。
私はスティーブ先生の近年の楽器には詳しくないのですが、恐らく彼のキャリアで後期に使っていたものでしょう。
日本に来られた時は楽器を持ってこなかった、、と聞きましたが、古い楽器を使っているイメージがあるので、この20万台の後期シックスをお持ちなのは意外でした。
ですが、この音源を聞くとわかるとおり、音色は後期シックスの張りのある音色ですが、非常に抑揚がついてよく歌う楽器です。
かなり実用的で、吹いていても気持ちのいい楽器でしょう。
価格は1万5千ドルで、5桁の価格ですね???
後期シックスとしては通常の3倍くらいの価格がついていますが、リンクがないのでもう売れてしまったかもしれません。
欲しい方は是非問い合わせてみてください。
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今日はウォーレンヒルさんの楽器です。
日本ではあまり取り上げられることは近年少ないように感じますが、(その当時はまだスムースという言葉がありませんでしたので)フュージョンアルトプレーヤーとして活躍されている人です。
時期的に言うと、ネルソンランジェル先生より若干遅れて売りに出されてようなイメージがありますが、それは日本のレコード会社の売り方による私の勝手なイメージかしれません。
そんな、今ではスムースジャズアルトプレーヤーとして活躍されている、ウォーレンさんがここ3年くらい使っていた楽器を放出されました。
正にピカピカの後期アメセルアルトです。
すっごいピカピカですね!
以下の音源で演奏しているみたいです。(映像のサックスはおそらく別物?)
結構、明るい音していますね。この時期のマークシックスは鳴りも大きく、結構ズバッと行くのでフュージョンには最適です。
ヤマハなどに比べると若干不安定なところもありますが、その分よく歌い、またいいキャラクターの音色がします。
ウォーレンさんが使ったということは、その中でもかなり鳴りがいいことでしょう。
ウォーレンさんはブルージャンボジャバの火付け役、、、というか、彼以外は基本的には使っていませんでしたが、韓国での彼の人気により
ブルージャンボが高騰しました。
それゆえ、この楽器も局地的に人気があると思われ、実際すぐに売れてしまうことでしょう。
フェイスブックを中心に販売しているブルーノートウィンズで売られていました。楽器屋さんとしては信頼がおける方のようですので、安心して買うことが出来るでしょう。
値段も7500ドルですから、円安で割高ではありますが、シュプよりも安いですね!
欲しい人にはたまらないです。
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今日はボブシェパード先生が楽器を売りに出した件です。
イメージではSBAとか初期マークシックスを使っている印象ですが、過去2年?この楽器を使っていたとのことです。
ニューヨークで今最も熱いディーラーのティムが、ボブ先生のところに行って仕入れてきたみたいです。
13万3千台ですから、ギリギリビンテージっぽい感じで、暗さはあるけど音にはかなり張りが出る番手です。
古めのアコースティックなジャズというよりは、ややポップなスタイルでマイク乗りがいいイメージで使っていたことでしょう。
かなり暗いラッカーがついていますが、デモ演奏では音には張りがあって バリバリいっていますね?
この楽器が9000ドルですから、まあ標準的な値段とも言えます。
コンディションは、かなり使い込まれて悪そうですが、その分よく鳴るという使い勝手の良さがあるでしょう。
それよりも気になるのは、ボブ先生の家と思われる場所でのデモ演奏です。
後ろに楽器がいっぱい並んでいますね! むしろそっちのほうが気になってしまいますが、古そうな楽器がたくさん並んでいます。
安めで買える有名人の楽器、、早く売れてしまうでしょうから欲しいかたはフェイスブックでティムのページを探してみてください。
www.tomosax.net
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さて、今日はジョシュア先生があのメルドー、マクブライド、ブレイドのリユニオンツアーで使ったテナーが売り出し中?な話です。
あれは2021年の秋口くらいの話だったかと思いますが、ジョシュア先生が主要な楽器屋を回っている、、という話をあちらこちらから聞きました。
ジョシュア先生のためにシルバーのシックスリプレートをキープしている、、とか、、、楽器屋さんでジョシュア先生が色々試奏している動画もあがっていましたよね? その時は、SBAとは違うもっとパワーのある楽器を探している印象でした、、、
そして、結局買われたのがこの楽器でした。 通称マーリンおじさんことホーンドトードミュージックで、6万2千アメセルテナーとマーリンおじさんがリフェイスしたダブルリングをセットで買ったような話を聞きました。
それが今回売りに出されている楽器です。 以下の演奏で、その時にセットで買ったダブルリングとこの6万2千の演奏が聴けます。
ちなみに、恐らくソプラノはドクターリックのところで25年くらい前に買った12万台シルバーのシックスのように見えます。(間違っていたらすみません)
ジョシュア先生といえば、8万台に始まり、SBAリラッカーの印象が強いと思いますが、この6万2千は大分張りのあるモダンな感じの音色に聞こえますね?
ダブルリングも相当明るいのだと思いますが、まさに今までになかったサウンドのように聞こえます。
ちなみに、以下、同じツアーでこの楽器を買う前のSBAと思われる楽器での演奏です。
やっぱりこちらは、録音状態の違いはあれど、いつものジョシュア先生の音に聞こえます。
ツアーが終わって、この楽器を手放して他の楽器を探すことになった?みたいです。
売りに出すときにはオーバーホールをするみたいですが、売りに出されるまえ、即ちツアーで使っているときにはオリジナルのパッドもいくつかついているような状態で使っていたようですね。
まさにピカピカ、、ミントコンディション、最後の写真ではオリジナルパッドがついているのが見えます。
値段は書いておらず、興味のある人は連絡してね、、、と書いてあります。
きっと3万5千ドル、、、とかそのくらいするんだと思いますが、ファンの人にはたまらない出物ですね?
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今日はエリック先生が楽器を売り出している話です。
この夏に日本中でツアーを行い、増々絶好調のエリック先生が個人のコレクションを売りに出しました。
13万5千台のほぼラッカーが剥がれた楽器です。
実際にレコーディングでも使われたそうです。
多分以下の作品で使われています。
https://www.kinginternational.co.jp/genre/cm-070122/
2023年1月発売ですから、割と最近使っていた楽器のようですね?
ニューヨークのJLウッドウインドで売りに出されています。
1万2千ドルですから、日本に入れたら200万くらいになってしまいそうです。
エリック先生はスタイルとして、9万台以降のフォーカスされた音色が好みで、マウスピースにも抵抗感を求める人です。
それゆえ、ウッドストーンのテナーも愛用されていますが、このアンラッカーされた13万台はまさにウッドストーンのフィーリングに近く、
彼が愛用するのも納得いきます。
13万5千台と言えば、テナーではギリギリビンテージという感じで、これ以降は重くフォーカスした楽器になりビンテージ感はありません。
この13万5千なら、6万台のような音は全くしませんが、フォーカスされた枯れた音もして、張りのある強い8万台のような感じでは使えるでしょう。低音はかなり重めですね?
デモ演奏も紹介されています。
https://www.youtube.com/watch?v=ORXMP90C2os
フォーカスした音ですがいい音色ですね!
レコーディングでも使ったとおっしゃっています。
お聞きいただいてわかる通り、かなりはっきりした音がしつつも枯れた音色ですね?
というよりも、やはりマウスピースの音色も大きいので、他の楽器に近い音色もしています。
彼はマウスピースやリードの種類は頻繁に変える人ですが、マウスピースも一緒に譲ってほしいところです。
確かリラッカーのBAもお持ちだったと思います、、、、
話はうって変わって、少し前からアメリカのオークションに妙な出物があります。
エリック先生が一番最初に使っていた9万2千台(92416 )が売りにされているような内容です。
ですが、ちょっと詐欺っぽくもあり、放置されています。
値段も相当なものですが、こちらは危ないと思いますので、もし欲しい方は是非本人に確認されてください。
エリック先生のファンにはたまらない出物ですね???
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今日は少し前に売りに出されたジョシュア先生のバックアップ用とみられる4万6千台のSBAです。
ジョシュア先生はその全盛期は?リラッカーのSBAをお使いで有名でした。
その頃のメインの楽器かな、、と思ってみてみましたが、これはその楽器とは違うものに見えます。
恐らくバックアップ用の別の楽器なのでしょう。
リラッカーのコンディションはあまりよくないですが、かなり暗い見栄えですので、
音もどちらかといえば暗い音がしそうですね?
実は1年ほど前にジョシュア先生が主要な楽器屋をほぼ全部まわり、楽器を片っ端から試して最終的にはマーリンおじさんのところで、ダブルリングとセットで6万台を買うということがありました。
その時に、今回の販売者でもあるNYのティムのところにも寄ったようですが、多分その時にこの楽器を置いて行ったのではないでしょうか?
ティムはフェイスブックでは著名な販売者で、注目を集めている楽器屋さんですが、通常ならすぐ売れそうですがこの楽器はまだ残っているようですね?
ジョシュア先生と言えば、楽器を買うときには、鳴り、キャラクター、反応、などすべてを求めるようですので、その意味ではこの楽器はそれなりに使い物になることは間違いないでしょう。
値段も9000ドルですので、そんなに高くもないし、安くSBAを買いたい人にはねらい目かもしれません。
フェイスブックのSaxophone Buy Sell Tradeで検索してみてください。
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ちょっと空きましたが、今日は珍しい初期マークシックスアルトです。
この写真を見てピンときた方は、中々のマニアですね?
世の中はフラセルとアメセルの2つで区別されていますが、ロンドン組み立てのフラセル系の楽器はブリセル(昔は京都あたりではロンセルと呼ばれていた)と区別され、それらがカナダでも売られていてカナセルと呼ばれたりしています。
ロンドン組み立ての楽器は、彫刻がフランスではなくロンドンでされているため、フラセルと同じ彫刻ですが、なんだか微妙な(へたくそな)感じで見分けがつきます。
しばしば、彫刻がフラセルよりも太いと言われ、たまに見かける珍しい楽器です。
この楽器はあまり見ない色なのでリラッカーされていると思います。 第1期のオーナメントですね。
大体アメリカにある場合はカナセルのことが多いのですが、このリラッカーされた状態ではわかりませんので、セルマーに出荷先を問い合わせればわかるでしょう。彫刻もついているし、ラッカー仕上げなのでカナセルの可能性が高いかと思います。
カナセルとブリセルの違いも金属的には結構違って、カナセルはしっかりしているのに対し、ブリセルはペラペラの鳴りが悪い感じですので、マニアの人は吹けばすぐわかるでしょう。
ですがこの出所がよくわからない状態で、リラッカーで買うのはかなり勇気がいるので、中々買いにくいですね?
オリジナルラッカーならかなり個性的で面白い楽器だったと思いますが、7000ドルはちょっと高めで中々すぐに売れていません、、、
ブリセルは彫刻が番台によっても出来栄えが違うので、是非この5万台の出来栄え堪能されてください!
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今日はマニア好みの、サンボーン先生も使っていたあのモデルです!
ヤマハのプロトタイプモデルで、正確なモデル名はYAS-6X6となります。
サンボーン先生は主に80年代にこのゴールドプレート仕様を使われておりまして、シリアルは109でしたが
今回のものはラッカー仕様で102のシリアルとなります。
恐らくこの個体もその当時の関係者・あるいは著名プレーヤーに寄贈されたものと考えられます。
このシリアルは102で、サンボーン先生のものが109となると、少なくとも10本くらいは存在しそうです。
当時の日本の状況は詳しく知らないので伝え聞いたところによると?、最初に貞夫先生が使い始めて、そしてサンボーン先生が使う流れになったそうです。
それゆえ貞夫先生の80年頃のアルバムには62系列の楽器が使われているとか???
62は1978年頃発売で、セルマーほどは高くないけどしっかりと作った上位モデルで、マーケット的に価格的にも品質的にもセルマーマークセブンに対抗した楽器でした。
セブンがだめすぎて?、貞夫先生やサンボーンが、リファインされたシックスとして使い始めとすれば、よく理解できる話です。
そのような時代の流れで、ヤマハが62をさらに進化させようとしたプロトタイプが、YAS-6X6なのでしょう。
あるいは、コストがかかるからトッププレーヤー向けだけに作った特別モデルと言ってもいいでしょう。
事実、ヤマハは今でもSteve WilsonやVincent Herring先生に(Steveはニュースクールで習ったので、親しみを込めて敬称略)、Zの特別版のような楽器を随分前に進呈していますが、モデル化されたことはありません。
今回のYAS-6X6も、このような流れの楽器と思われます。
62ファンにはたまらない楽器ですね! マニアな方はぜひ手に入れられてください!
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今日はミンツァー先生の個人所有のマウスピースです。
ミンツァ―先生は随分断捨離をされたようで、リンクなどのビンテージを含めこれまでそのいくつかに遭遇しましたが、今回は数年前まで彼の代名詞であったナバロのマウスピースです。
ミンツァ―先生が使うことで一気に知名度を上げたナバロマウスピースですが、これはおそらく最初のほうに彼がもらった?数本のうちの1つで、ずっとメインで使っていたものではないと思いますが、いわゆる彼のメインのものに近いであろうというマウスピースです。
試奏動画もありましたが、音は結構暗めでした。
ナバロに詳しい人ならわかると思うのですが、意外に硬質で明るい音がしますよね? そのイメージよりも、3歩ほど暗いほうによっているイメージで、ナバロミンツァ―モデルとは聞いた感じではイメージが違いました。
ミンツァ―先生といえば、いまだにフレディーグレゴリーのイメージが強いと思いますが、あれもかなりズバッとバリバリ鳴る感じなので、ナバロに移行したときは少しダークなほうに寄りたかったということが伺い知れるマウスピースです。
ナバロ本人は一時期行方不明になって、マウスピースの販売もやめたように見えましたが、少し前から復活したようですね?
ナバロのマウスピースは大分影が薄くなりましたが、ミンツァ―ファンにはたまらないマウスピースでしょう。
価格も5万ほどなので、お好きな方いかがですか?
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即戦力のキングスーパー20アルトが売りに出されました。 31万8千台で1952年前後の楽器と思われます。
いわゆる第2世代のあたりで、パーカーやキャノンボールの楽器よりは少し更新されたモデルになります。
キングはリラッカーされたものが多く、出物もほとんどありません。
実際買ってもいいな、、と思えるこの楽器を見かけたのは3年ぶりですから(前回は30万8千を買いました)、
買える機会もマークシックスに比べると100分の1ほどです。
今回のものはかなりきれいで、コンディション的も極上の部類に入ります。
この時代は、まだ比較的丸いビンテージの音が楽しめる安定しているモデルです。
低いキーの彫刻が少し無くなっているだけで仕様としてはまだまだ豪華です。
重ったるい三角キーガードもないので、さっぱりしていいですね?
35万台くらいになるとぐっと現代的になってきますが、31万ならビンテージの音色が十分に楽しめる、かつ機能的にも落ち着いてきている頃ですね。
音に張りが出たり優しさが消えてズバッと行く強い楽器が欲しい人はもう少し後の楽器を好みますが、扱いやすさと音色のわかりやすさでいうと、この32万行かないくらいはちょうどいいですね?
ここ数年キングスーパー20を探して、、と言われることが多かったのですが、マークシックスの需要よりもキングのほうが相対的には高まってきているように思います。
この楽器のようにきれいすぎると逆にハズレというリスクもありますが、中々買う機会が限られますので、欲しい人にはチャンスですね!
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今日は珍しいS刻印付きのマークシックスのネックです。
セルマーのロゴプレートの下にSがついています。
この刻印はLのものもあり、Long とかShortの略? あるいはSはスペアの略ともいわれていますが、実際のところはよくわかりません。
私もS刻印は所持したことがないので本当に短いのかは調べたことがないのですが、写真で見る限りはあんまり短くなさそうにいつも見えます。
短いとすれば、50年代でもまだダブルリップは多かったと考えられるので、マウスピースが入りきらいのでこのような仕様のものがあるのは納得です。
台座はもちろんのこと、ネックの青い色で9万台付近であると推測されます。
9万台というと、音がはっきりし始めたころの楽器で、モコモコ系を脱しつつあるあたりですね?
さてこのネックの使い道ですが、現行セルマーやヤマハなどにも付けられます。
付けたことがある人はお分かりかと思いますが、味の音ある音には変わりますが、総じて鳴りが悪く鈍くなったな、、、と思われることでしょう。
14万台あたりの楽器に付けても同じようなことが感じられます。
9万台以降の楽器に付けると、12万くらいまでは相性がいいと思いますが、それ以降は物足りなさがどうしても出てしまうので、もしつけるとするならば、9万以前の楽器に付けるとより気持ちよさが感じられるでしょう。
非常に珍しいSネック、、、初期シックスの所有者にはたまらないレアアイテムですね???
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今日はポッター先生のアルトマウスピースのコピー版です。
RSバークリーは、コピーマウスピースの先駆け的存在であるノベルトによって3Dスキャンでレジェンドたちのマウスピースをコピーして販売するプロジェクトです。
色々な人たちのマウスピースがありますが、なんと!ポッター先生のアルト版がありました。
もちろんテナーは今まで割と話題になりましたが、アルト版があったとは知りませんでした。
元が何のマウスピースかわからないのですが、たぶんセルマーのソロイスト?的なデザインに見えます。
そして開きはなんと66ミリインチ!
5番に満たず、4番の開きになっています。
ポッター先生ってそんな小さい開きのマウスピースを使っているのか甚だ疑問ですが、その開きではさすがに使いにくい代物です。
あまり評判にならなかったのも納得です。
この復刻シリーズは総じて音が明るいのですが、ポッター先生のアルトは音が暗めですので、オリジナルよりはかなり音が立つ感じでしょうね!
ファンの人いかがですか?
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今日は最近ネットで少し話題になった?フロリダリンクの偽装についてです。
わざわざ記事にするほどの事でもないのですが、こういうこともあるという啓発活動のためにご紹介します。
問題のマウスピースはコチラ、
問題は最後の写真のシリアルです。
シリアルがついている、、ということは、初期のフロリダを意味しますが、初期のフロリダはダブルリングであり、順番として
①テーブルスタンプフロリダダブルリング(シリアル付き)
↓
②サイドスタンプフロリダダブルリング(シリアル付き)
↓
③サイドスタンプフロリダ(シリアル付き)
↓
④サイドスタンプフロリダ(シリアルなし)
↓
⑤サイドスタンプフロリダ(シリアルなし)USA付き
となります。
即ち、シリアルがついているということは、少し古めのダブルリング直後のフロリダを意味します。
ですが、このマウスピースは、④サイドスタンプフロリダ(シリアルなし)を③サイドスタンプフロリダ(シリアル付き)に偽装したものになります。
その理由としては、
シリアルのフォントは、異なる種類のフォントは混ざらないからです。
本物を見ていただきましょう。
両方ともフォントが大きいですね!
これに比べると先のマウスピースは、フォントが違うということがあります。
ただのフロリダを少し古く偽装したわけです。
有識者によれば?、偽装の場合は小さいフォントのAで始まるものが多く存在するとのことです。
では、なぜこのようなことをしたのでしょうか?
諸説ありますが、1990年代にネットでマウスピースの売買が始まった頃に、少しでも付加価値をつけるために始まったようです。
その当時は、マウスピースの情報などほとんどありませんから、このようなことをしてもバレることはありません。
その当時はフロリダは150~300ドルくらいで取引されていましたが、希少性の高いより古いシリアル付きなら、400ドルくらいになることもあったでしょう。
それゆえ、このような偽装をする人がそれなりの数いたようです。
実際ダブルリング時代とフロリダでは、マウスピースのデザインはかなり異なるので、現代ではデザインで見分けがつきますね?
ちなみに、ドレイクさんがこんなシリアルを付けたものも最近よく見かけます。
いかがでしたか?
世の中には罠がたくさん気を付けられていますので、是非、皆さん注意されてください。
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今日はアメセル5万6千台です。アメリカではテナーマンとして有名な、ゴンズことバーガンジィーのコレクションになります。
ネックはオーナメントなので、第2期のものでダブルSネックで、恐らく5万7千に近いシリアルと推測します。
バーガンジィーさんは、でかいマウスピース(10*)にフラセルの8万台あたりを使っているようなイメージなのですが(←私の思い込みかもしれません)、このような初期の弱いマークシックをお持ちとは意外でした。
といいますのは、この楽器は低音なども初期なので弱く押せば弱いので詰まってしまい、さらには大きい開きのマウスピースを使ったら、マウスピースの音しかしなくなってしまうような楽器なので、彼のようにゴリゴリ吹く人には物足りないのでは???、と思ってしまったからです。
本が売れているのか?いいお家ですね?
この5万6千から7千のオーナメントは、非常に暗い、しばしばグリーンラッカーっぽい楽器が多いのが特徴ですが、これはグリーンぽくはないですが、非常に暗い色をしていますね?
試奏の動画を見たら、結構バリバリして、太い音というよりは、薄い音が反応よく鳴るような楽器でした。
いわゆるペラペラ系の楽器に聞こえました。
ですが、バーガンジィー先生がお持ちなくらいですから、それなりの反応の良さと鳴りがあることは間違いないでしょうね?
2万ドル、、、円安の影響で、300万、そこに輸入時の消費税と、送料入れると、350万、、、中々手を出しにくいお値段で、しばらく売れ残っていますね? ドル預金が多い方いかがですか???
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今まで色々レッスンを受けてできなかった憧れのアドリブが! ついにできるようになった、とレビューをたくさん頂きました!
少し前のことになりますが、ミンツァ―先生や色々な人のお宝がここ1年で放出されました。
今回は、日本では教本などでも有名なバーガンジー先生のたくさんのコレクションが売られたことの忘備録です。
バーガンジー先生は、アメリカではガゾーン先生と並んで多くのミュージシャンが学んだまさにザ・テナーマンです。
それゆえ日本にはあまり活動が伝わってこないのですが、アメリカでは非常に注目を集めるスタイルで、それゆえ多くのマウスピースをエンドースしてきました。
最も有名かつ代表的なものは、Gary SugalのGonzシリーズですね?(Gonzは彼の愛称です)
今回はこのマウスピースはないのですが、それ以降彼がエンドースした数々のマウスピースを見ることができます。
基本的にはリンクラバーを中心としたコレクションです。
よく写真を見ればわかるのですが、ほぼすべて135の大きさです。リンクでいうと10*です。
この今60代後半くらいから70代にかけての人は、大きいの使っている人多かったですよね?
しかしまあ、よく見かけるマウスピースを片っ端から集めた感じです。
そして、それぞれのマウスピースは、彼自身の手で“microscopic”と勝手に読んでいる、フェイシングのカーブのチューニングを行っているようです。
こんなたくさんしなければいけないということは、それはそれで疑問が残るところではありますが、
注目すべきは、ドクテニーアーリーバビットの別バージョンがあることですね?
20年ほど前にサックスクエストでもうお亡くなりになられた歯医者さんのDoc Tennyさんがプロデュースした、リンクがありました。
(Tenny と書かれています)
あれは、テニーさんが、バビット社にEBの型を使って発注したマウスピースですが、荒い仕上げで納品されたものをテニーさんが仕上げたものでした。
しかし、バーガンジー先生によれば、仕上げする前のリンクから納品されたもの方がよかったということで、それらを強奪した?という話を聞いていました。
それらを見ることができます。
以下、今回売りに出されたリストです。
大半は売り切れですが、日本にも少し入ってきていることでしょう。
それにしてもすごい数ですが、こんなにマウスピースあったら楽しいでしょうね?
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JB01-Ben Allen 10E Original 135 $250
JB02-Fred Rast 10* Original 135 $300
JB03-Lebayle LR 8 Original 110 $250
JB04-MacSax no markings custom Original 135 $200
JB05-No markings custom 10* Erik Greiffenhagen 135 $150
JB06-Morgan Fry 10* JB Marble orig 135 $350
JB07-Morgan Fry 10 original 135 $300
JB08-10M Fan Merlot 10* putty baffle/facing curve, still a 135 $300
JB09-10M Fan Robusto 10* putty baffle/facing curve, still a 135 $300
JB10-FL Francois Louis T-350-1 SP JB minor work 132 $250
JB11-FL Francois Louis T-350 ML Jerry minor work 132 $250
JB12-FL Francois Louis T c350 +25 SP Jerry minor work 135$250
JB13-Vandoren L T85 Erik Greiffenhagen 133 $150
JB14-Vandoren T11 Gold Dot Original 135 $100
JB15-Vandoren T11 Blue Dot Original Facing $100
JB16-Otto Link NVS 1585 JB Facing curve 135 $150
JB17-Otto Link NVS 1593 JB Facing curve 135 $150
JB18-Otto Link Tone Edge 10 * Fred Rast 135 $250
JB19-Otto Link Tone Edge 10 * Red Dot JB Facing curve 135 $150
JB20-Otto Link Tone Edge 10 * Gold JB Facing Curve 135 $150
JB21-Otto Link Tone Edge 10 * Silver JB Facing Curve 135 $150
JB22-Otto Link Tone Edge Erik Greiffenhagen 108 Doc Tenny Custom Blank $350
今まで色々レッスンを受けてできなかった憧れのアドリブが! ついにできるようになった、とレビューをたくさん頂きました!
少し空きましたが、この数か月に色々な出物がありました。
本当に今までにないくらい真面目に働いたので、少しブログから遠ざかっていましたが、また折を見てマメに書いていきたいと思います。
あまりにもブログを更新しなさすぎて、この世にいないと思われたかもしれませんが、ご心配なく、、、、元気でした。
さて、今日は少し前に売りに出たボニージェームスさんの愛用マウスピースです。(今は多分売り切れています)
ボニーさんはスムースジャズ界の新生として、彗星のごとく現れ、いい感じのスムースをムードたっぷりに弾かれる人ですが、その彼が最近まで使っていたマウスピースが少し前に売りに出ていました。
マウスピースのメーカーはウエストコーストサックスで、日本ではほとんど見かけませんが、スムース専門のマウスピースメーカーといえるでしょう。その筋では愛用者が多いですね?
アルバムの録音にも使ったそうです。通常のラインナップのモデルですが、やはり、バッフルはかなりきつめですね!
重そうでパワフルな音がしそうです。
なんでもこのメーカーの他のモデルに乗り換えたために売るそうです?
待てよ、、、ボーニーさんは、Drakeでも作ってなかったっけ、、と思ってみてみました。
ありました。Drakeのほうは、レジンなので、セクシーさが弱く軽い感じのキャラに聞こえました。
スムースにはまさにうってつけの彼のコレクション、、、私は結構欲しいです、、、
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今まで色々レッスンを受けてできなかった憧れのアドリブが! ついにできるようになった、とレビューをたくさん頂きました!
2021年の始めに本家バンドレンより復刻されたブルージャンボ、その再販がリリースされました。
最初は全世界750本?限定でしたが、今回は番号なしでの再販となります。
少し前に作っていると聞きましたが、アメリカではすでに出回っているようです。
見た目や箱は、シリアル付き限定版と何ら変わるところはありませんね?
売れることがわかっていれば作らない理由はありませんから、こうなる流れはかなり予測できましたが、
世界中でブルージャンボのコピー版を作っている人たちは、かなりショックを受けているでしょう。
このクオリティーのマウスピースが、2万円しないのですから、コスパ高すぎどころではありません!
前にも書きましたが、バンドレンの機械の更新もあり当時のものとは全く同じではありませんが、黒いものよりははるかに吹きやすくいい感じです。
年明けくらいには日本に入ってくると思いますので、欲しい方は是非チェックされてください!
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今まで色々レッスンを受けてできなかった憧れのアドリブが! ついにできるようになった、とレビューをたくさん頂きました!
今日はキングスーパー20の第一世代に当たるモデルです。
キングスーパー20は、1945年の27万5千台からの製造になりますが、今回の楽器はその2年目にあたる1946年から47年あたりの楽器です。
第一世代はテーブルキーがやりにくく、テーブルキーが改良された1.5世代がパーカー先生をはじめ人気がありますが、この第1世代には音色の面で非常に魅力がありますね?
特にキングはラッカーが剝がれやすいので、オーバーホール時にファクトリーリラッカーされているものが多く、このシリアルだとオリジナルラッカーのものを見つけるのはセルマー以上に困難です。
今回もリラッカーだろうと思ってみたら、かなりいいコンディションのオリジナルラッカーで、このようなものは久々に見かけました!
本当にいい色していますね。
キングの特徴は、歌うことと、ぼけた音色です。
そしてスターリングシルバーネックで、音には強さがあり、この時代としての楽器の弱さを補う意味では、他の楽器と一線を画します。
正にビバップホーンといったところで、ちょっと古めのビバップをするにはこの楽器は最適ですね?
第1世代でこのコンディションは、ここ10年くらい見かけていないような気がしますので、本当に珍しいといえます。
それゆえ数時間ほどで売れてしまいました。早い!
セルマーもいいですけど、こういう楽器も大変魅力的ですね?
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今日は7万6千台のアメセルテナーです。
この7万中期は過渡期にあたり、キャラクターも含めて色々なものが混在して一番つかみようがない番手です。
6万台にしてはうるさいし、8万台にしてはちょっと弱い、、、どちらの番手が欲しい人にも、中途半端といえます。
今回の楽器はそれに輪をかけて色が明るめで、あまり個性がない楽器といえます。
色的には、パッとみてどの番手か全く判断がつかない中途半端な色です。
もちろんこれはオリジナルラッカーに見えますが、この番手はグリーンラッカーなど個性的なものもあり、それらに比べるとキャラクターは弱めですね。
中々つかみどころがない楽器ですので、吹かずに買うのは相当勇気がいりますね?
ですが、恐らく明るめで、少しバリバリしているけど、8万に比べると低音は弱い、、、そんな楽器だと思います。
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今日はコレクターの放出品のすごい楽器です。
アメセルテナー6万3千台のほぼ新品のテナーです。
その見栄えは、まさに新品の楽器が届いて箱を開けたような状態です。
ここまできれいだと、その美しさに自分が楽器を買ったみたいでワクワクします。
うーん凄いですね。
保証書もついていますが、プロか、セミプロか、高校生か? 印をつけるところがあります。
もちろん素晴らしいコンディションですが、このくらいきれいだと使うのがもったいなくて、扱いに困りますね?
SBAで有名なあのお方もこの楽器を試奏しに、来られたようです。
一般的にはこのようなきれいな楽器はほとんどハズレ、、、というのが、今まで楽器を多く購入した人の共通の認識ですが、
観賞用に飾っておくにも最高ですね?
300万に近いような値段ですが、さてあのお方はこの楽器を購入されたでしょうか???
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今日はあまりお目にかかることのないアメセル 5万7千台のLowA バリトンです。
まず、目を惹くのは、一目で5万7千とわかる特徴的なグリーンラッカーです。
この5万6千後半から5万7千には、アルトやテナーにもこの番手に特徴的なグリーンラッカーがついていて、7万中期の特定の時期と11万の暗めの楽器同様、最も暗い色をしている楽器となります。
吹き比べをしたわけではありませんので保証はできませんが、この5万7千が最も暗い音の出るバリトンといっても間違いはないくらい個性的な楽器です。
それはもう、その神々しい姿を見ていただければ納得できるはずです!
もしアルトやテナーなら、第2世代オーナメントネックとなっていたことでしょう。
この明るい場所で撮ってこの色ですが、普通に部屋で見たら真っ黒でしょう。
ちょっとラッカーの変色が見られますね。
この5万7千のグリーンラッカーの楽器を弾いたことがある方ならお分かりいただけると思いますが、非常に暗い音色の中にダークコア、、というか、黒ずんだブラックホールのような中心の音のまとまりがあり、弱く吹けば、その音の輪郭の周りには、暗い煙が舞うようなモサモサ感があります。
非常に特徴的な音色で、見た目もバッチリで、これ以上になくかっこよく個性的ですね。
この時代はLowAが少ないこともあり、コンディションも考えると、まさにスーパーレアな楽器です。
これを持っているだけで、ちょっと気分も、テンションも上がって、楽器の腕も上がること間違いなしです!
私は使う機会は少ないですが、ぜひそばに置いておきたい楽器です!
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今日は非常に珍しい、ラーセンメタルのテナー用バリトンマウスピースです。
即ち、バリトンのマウスピースですがテナーで使うことを想定したマウスピースです。
100/0で実測値は96です。
6*でオフセットですので、開きが大きいラーセンを考えるとそれなりに古いものだと思います。
テーブルにはテナーで使えるよ、、、という意味のTが刻印されています。
少し前に、テナー用のマウスピースをアルトに付けることも流行りましたよね?
恐らくバリトン用をテナーに付けることも流行ったことがあったんだと思います。
このマウスピースは、フェイシングがテナー用に短く、テナーのリードで吹けることでしょう。
ですが、吹いてみると意外に抜けが悪く詰まった感じがすると思います。
セルマーの当時のバリトンにはネックのストレート部分が短くて使えないでしょうし、テナーでも相当差しこまないと音程撮れないでしょうね?
ですが、これをテナーに付けたらかなりインパクトがあると思いますので、インスタ用にも使えるかもしれませんね???
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今日はアメセル9万5千3百番台のテナーです。 9万中期がクリスポッターの使用により、非常に注目される番手になりました。
元々は、ブレッカー氏の8万のキャラクターの延長のイメージで、音が太く鳴り、音も8万よりも暗いものというキャラクターでした。
しかし、古いジャズが以前ほど珍重されなくなった今、新しい音楽を作る可能性のある古すぎないサウンドを奏でる楽器として、今後需要が高まる可能性がある番台として注目ですね?
今日のものは、暗い色をしているのですが、9万台にしてはややオレンジっぽい色をしているな、、という印象でした。
通常であればネックのSのロゴは、非常に濃い青色のペイントがついていますが、ネックは完全に剥げていますね。
そして、よく見ると、彫刻も微妙に埋まっているようにも見えます。
実物を見ないとわからないですが、恐らく11万台あたりのリラッカーが疑われます。
11万前後にはこのような色も見られるので、古い時代のリラッカーだと思います。
ラッカーの色がそこまで大きく変わらないので、音色的には同じような音がすることと思いますが、値段的にはオリジナルとして売られているので注意が必要ですね。
リラッカーだと、音域によって抵抗感が変わって、音程がばらついたりもするので、この楽器を買うときにはそのあたりを非常に注意したいところです。
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今日はアメセルテナーの10万0千台です。
9万から150ほどしか離れていない楽器で、9万台と同じ楽器などといわれそうですが、どうでしょうか?
まず楽器の設計としては10万中期でベルの形などが大きく変わりますから、9万台よりではあります。
しかし、9万台とは色が全く異なり、一目で9万台ではないことがわかる色です。
9万のダークな感じよりは、ややオレンジがかった色ですから、かなり明るめの音がすると思います。
この楽器は、オリジナルのパッドも多く残っていてコンディションとしてはいい感じに見えますが、、、どうでしょう???
まさにピカピカといったところですが、一か所不思議な点が、、、
本体の上部だけが色が違いますね、、、ラッカーが剥げて地金になっています。
一体どうしたのでしょうか?
おそらく、ネックを締める板が外れて、そのあたりをくっつけるためにバナーであぶったので、ラッカーが焼けてしまったのですね。
ラッカーが焼けることは、このくらいならさして影響はないでしょうが、問題は、その板を付けるのに、どのくらいの技術者がやったかということです。
この修理はネックの接合部であることもあり、修理前と後で大きくフィーリングが変わります。
もしロウをつけすぎると重たくなりますから、私は、そのあたりのことを熟視したうえで、スーパーきれいに直せる人にしかお願いしたくありません。
その意味では、この楽器は、ちょっとそのあたりの反応に怖さがあります。
値段は130万ほどですので、安い部類に入ると思いますが、買うときには絶対に試してから買いたい楽器ですね???
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今まで色々レッスンを受けてできなかった憧れのアドリブが! ついにできるようになった、とレビューをたくさん頂きました!
今日はアメセルのテナー、9万4千台です。
一目で見て分かるほど、明確な9万台の色をしていますね。
9万台はほぼ一貫して、このような暗いラッカーがついています。そして、ネックのSの濃い青色のペイントも特徴的な色ですね。
写真は明るいところで撮っているのでこのような色に見えますが、実際手に取るともう少し暗めの印象の楽器でしょう。
9万4千というと8万台を抜けて完全に9万に入ったあたりで、8万よりもしっかりとした低音、音の張りが感じられます。この楽器は9万4千であることもあり、9万台の中では低音の太さは少し弱めでしょうが、9万台らしいキャラクターが楽しめるでしょう。
このように9万中期というと、クリスポッター先生の代名詞となり、そのことが販売の文章にも示されるようになってきましたね。
私もポッター先生以前より9万5千を使ってきましたが、この9万台はモブレーとは違うフィーリングのとても素晴らしいキャラクターを持った楽器です。
元々はJimmy Heath大先生あたりの使用が有名でしたが、現代におけるポッター先生の影響力は大きすぎて、これからは9万台はポッタービンテージと呼ばれていくことでしょう。
この売り手の文章にもある通り、9万は魅力的なダークな音色の中に、押したときには音のプロジェクション(張り)がある楽器です。
ジョシュアレッドマン世代の台頭で6万台が重宝されてきましたが、これからは9万台の需要も高まっていくでしょう。
今回のものは安めですね???
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コロナ渦でもしっかり学んでついにアドリブできるようになった、とレビューをたくさん頂きました!
今日はアルトのアーリーバビットラバー 4*です。
最近のオークションでは日本も含めて、アーリーバビットとして売られているものはいわゆるよかった時代のアーリーバビットよりは、ずいぶん後のものですね。今回は少しアーリーバビットの見分け方について述べてみたいと思います。
未だに、本当の意味でのバビット社が最初に作りだ”アーリーバビット”には、番号がついていない、、そして、番号付きになるとかなり硬い音がして、音量も出ない、大きく性能が劣るにも関わらず、すべてアーリーバビットして売ってしまうことには大きな問題があると感じます。
そして、番号がないより古いアーリーバビットにも鑢の模様的には、4~5種類あってそれぞれに個性がありますが、今回はその中でも(レイトフロリダを除いて)最も古いものということができます。
このタイプには、フロリダの箱がついていなこともあるようですが、これはついていますね。マウスピースよりも、箱のほうが大量に余っていたことがうかがえます。
そして、重要な鑢の模様ですが、基本的にはこの模様であれば、ほぼ問題なくアーリーバビットといえるでしょう。
ただし、1がつくころには、写真的に似たように見えるものがあるので注意が必要です。その場合は、ビークが丸いのでわかります。
さて、このアルトですが、4*で65ですから、かなり狭いですね。
初心者向けのサイズで中々使いにくいところです。
リンクのバビットは、鋭さが足りないので、アルトとしてはちょっと物足りないサウンドですが、丸い穏やかなサウンドを奏でたい人にはいいでしょう。
メイヤーは好きじゃない、、という、ジャズ初心者におすすめなマウスピースです。
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コロナ渦でもしっかり学んでついにアドリブできるようになった、とレビューをたくさん頂きました!
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